内容説明
中国は本当に「大国」になったのか? 世界的な影響力の浸透度は? グローバル・ガバナンスへの貢献、ソフトパワーやハードパワーの現状も含め、広範な資料を駆使し、外交、経済、文化、安全保障など多角的に中国を解き明かす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
プレイン
14
代理出産、精子バンク、卵子ドナー。これらが合法、違法を問わず世界ではビジネスとしてここまで進んでいるとは知らなかった。体外受精の意味も知らぬまま貧困のために代理母になるインドの女性。タイでは徳を積めば来世で幸せにならるという仏教的な信仰から不妊で困っている人を代理母として助ければ良いと肯定する考えもあるらしい。でもゲイカップルが卵子バンクから提供された卵子で代理出産して子供を持つことにはどうしても違和感を覚えてしまう。子宮移植を受ければそのうち男性でも子供が産める話などとてもついていけない。恐ろしいことが2015/09/22
ゆき
9
タイ・ベトナム・インドと貧困が目立つ国の女性が請け負っている代理母や卵子提供ビジネス。仏教的な考え方で「徳を積む」というのもあるかもしれませんけどね。でもなー・・・。男性もそのうち産めるかもしれないという朗報です!子宮移植が!っていうか、それはちょっと考えてなかった。移植か!でもそれなら女性のほうが欲しがる人多いから、男性にまで回らないだろうな。(現実的ではないな)やっぱり未来は十二国記の胎果のように人工卵子、精子、子宮になるのかな~。2015/09/27
teru
8
新興国の貧しい女性が知識も無いまま代理母として生殖ビジネスに利用される現実に心が痛んだ。 利用する人の切実な想いもある。 様々なトラブルや日本人男性の事件も表面化する中法的整備が必要だと感じた。2015/08/24
ののまる
7
うわああ。SFみたいだけど、今や世界はこうなのか!! この本から10年経ってるから、もっと凄まじそう。日本は法律も議論も何もかも、ぼんやりで立ち後れてるな。2025/06/08
lily
6
代理出産の受け入れが、インドではカルマ・ポイント、タイではタンブンになり、来世で豊かな生活が保障されるという考えがある。跡継ぎの居ない家庭は勤めを果たしていないと考えるベトナムでは、別の男性と性交渉してでも子供をもうけるべきだという感覚がある。代理出産の問題は、その国の国民が持つ倫理観や価値観に根差していると言える。日本でも倫理的問題はあれど、性的少数者が子供を持てるようにするための議論がもっとあっていい。同性婚の是非が最たるものであろう。多様性の担保が、少子化を打開する一つの選択肢になると、私は思う。2016/12/23
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