内容説明
東大生の多くが幼少期、絵本の読み聞かせをたくさんしてもらっていた――。読解力は学力の基盤であり、それを培うのが読書。地頭が作られる10歳くらいまでに、どれだけの本を読んだか。読んでもらったか。幼少期の読書体験がその後の学力に大きく影響を及ぼす。
効果的な読み聞かせの方法、どういう本が良いのか、どうしたら子どもが本好きになるのか。また、本を読むことがどれだけ国語力ひいては学力全体を伸ばすことになるのか…。「受験のプロ」として、読書の大切さをおりにふれ力説する著者が、具体的に解説します。〈読むだけで頭が良くなる〉厳選本145冊も紹介!
目次
第1章 「読書量」で子どもの学力は決まります!
第2章 10歳まで徹底的にしてあげたい「読み聞かせ」
第3章 本を読まずにはいられない「環境」をつくる
第4章 自分からどんどん読書する子になる方法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
249
大きな声では言えないが、おそらく読メユーザーの9割はすでに実行している子育て法だと思う。今さら図書館や古本屋の活用術を説かれてもなぁ。逆に言えば、生活に余裕がなければ、毎晩の読み聞かせや、生活空間を本で満たしてあげる、なんてことも容易ではないわけで。つくづく子どもの学力というのは、親の生活レベルに比例しちゃうんだよな、と。(そんなことは現在学校区一の貧乏校で教えてるので、すでに身に沁みて実感)そして、これを言っちゃおしまいなんだが、学力って読書量じゃなくて、地アタマなんじゃ(めっちゃ小声)、、、。2018/08/23
ひろき@巨人の肩
117
読書で子供の日本語了解能力を伸ばす。著者のオススメは「音の良い絵本」を「一音一音ハッキリ読み」で読み聞かせる。親が、勝手に平易な文に読み替えず、そのまま読む、という点はなるほど、と思った。読解力が勉強の基礎なので、幸い娘は絵本大好きだが、このまま読書に興味を持って続けて欲しい。大人でも古文など洗練された日本語の音読は効果的。2020/03/27
あすなろ
97
本を読んで理解する事が出来るから、勉強が出来るのである。そんな著者の幼少期の読書への取り組み・オススメ紹介本。なるほどと思ったり自分の幼き頃を思い起こしたり、我が愛息を思ったり。最近我が家もまた周期なのかこれ読んで!が出てきて嬉しい。ただ、同じ本が多く、当方はつまらないだろうと他の本をオススメするのだが、それはする必要なし。そして何より子供のこれ読んで!は、頭の調子が良いからこれ読んでと言っているのでその時は読んでやって欲しい、と。更には聴覚が変わるとガラリと能力が変わり、出来る頭に変わるのだそうな2020/04/14
マエダ
93
子が本を読むように育ったら、何になってくれても構わない。2016/10/31
みっくす
53
一年近く前から寝る前の読み聞かせが定着しましたが、この本にある通り、やっぱり読書によって、助詞の使い方などの効果が出ているのでは?と親ばかながら思っています! 大きくなるまで付き合ってあげたいなぁと改めて感じました。だけど、抑揚を付けず一字一句ゆっくり丁寧に読むのはどうなのって思ったり。気持ちを込めて読んであげたいので、そこは使い分けかなぁ。オススメ絵本や児童書は多いに参考にさせてもらいます!2015/09/23