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内容説明
三国志の英雄、曹操孟徳。彼が生きた乱世は、現代の先の見えない時代に似ている。当時の戦争を、現代のビジネスに当てはめれば、先の見えなさという意味ではそっくりである。しかも、三国志の時代は、現代日本と同じく極端な人口減少と二極化の時代だった。曹操は、家柄が悪く、特に背の高さが求められた時代にあって背も低かった。手のつけられない悪童として知られ、チーマーのように振る舞った。親友に裏切られ、死にかけた。失敗も数知れず……。それでも、中国統一の基盤となる「魏」という国をつくることができたのはなぜか。また曹操は軍人、政治家としてだけでなく、詩人、書道家、音楽家、建築家、博物学者、調理法発明者、囲碁の名人、戦略家(『孫子』に注釈を添えて現代にまで残した)としても後世に大きな影響を与えたが、一人の人物がこれほど多岐にわたって活躍できたのはなぜか。曹操の生き方の中に、乱世となるであろう、これからの時代を生き抜くヒントを探る。『はじめての課長の教科書』などで知られる著者が、長年あたためてきたテーマに挑んだ、渾身の1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nori_y
1
面白い。何でだか曹操にひかれるのですが、その理由がちょっと分かった気もする。そして相変わらず、曹操が持ち上げられる本は読んでいて気分爽快であります。(笑)何か読みながら妙に曹操そのものに感動してきてこみ上げるものがありました。謎です。 あと、曹操のペットを妄想すると題したコラムにちょっとにんまり。猫かあ。2015/09/28
井上岳一
0
ひどい本だなぁ。こんなに酷い本、久し振り。ブログで酒井さんの記事見て、共感することばかりだったので読んでみたのだけど、本書は酷い。時間の無駄だった。2015/10/14
iitsuka takeshi
0
三国志の時代に生きた曹操。後世にまで名を残した名将ではあるが、決して天才というわけではなく、背が低く、容姿もそれ程ではない。自身はコンプレックスがあり、大いに苦しんでいるという、如何にも人間らしい姿が見えた。本書で知り得たのは、そんな曹操は絶えず読書を重ねて。博学に興味を持ち続けた姿だった。現代においても、その直向きな姿勢は大いに学ぶべき点であろう。絶えず努力を重ねる事は、大きな力となる!そんな考えを改めて再認識させられた。2015/08/11
turtle_slow
0
乱世を生きた曹操をテーマに現代の乱世をどう生きていくかのヒントを書いている酒井穣さんの本。人にモノを教えられる立場にあるので、他者なき「生き抜く力」でなく、唯才是挙で乱世に立ち向かうための力を身につけるような教育をしなければいけないなぁ…と。いつもいつも酒井穣さんの著書を読むたび、目からウロコが落ちてしまいます。2015/07/11
ゆã¿ã“
0
乱世における社会福祉の意味。共通する敵を何にしてどう戦うか、それは、自分に恥ずかしくない人生の選択をすることと等しい。その具体的な方法が示されている。2015/06/21
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