内容説明
・食パンの袋をとめている凱旋門みたいなかたちのアレ ・耳掻きの先の白いフワフワしたアレ ・足の親指と人差し指の間のアソコ ほら! アレなんて言うんだっけ? そう問われて答えられないものは少なくありません。だけどそんな普段目にしているけれど名称をしらないアレやアソコにも必ず名前はあります。また、そういうアレやアソコにかぎって、その名前が生まれた秘話が存在します。まあ、なんだそのままじゃないか! というものもありますが。本書は奇才みうらじゅんが、写真やイラストを駆使したクイズに答えながら、その名前の謎に迫ります。あなたもぜひチャレンジしてください。知らなくても生きてはいけるけれど、知っていると誰かに自慢できてちょっとうれしい。そんなアレやアソコの名前の本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
154
人間には、知らないことを覗き見したい本能や煩悩がある。みうらじゅん氏。…そんなの知らなくたって何も困らない、あれやこれ。…フランス落とし、地球瓶、エポーレット。絹糸、耳紙、呑水、梵天などなど。沢山ありますが、私はほとんど知りませんでした。寿司についているバランは聞いたことあるけど、鞄のベルトの長さを調整するのをコキと言うなんて、自ら調べようなんて思わない。…皆さんが大好きな本についている細い紐状のしおりは何ていうの?…そこに興味を抱く感性があなたの魅力です。その世界にはまるとアレの名前が気になり始めます。2021/06/26
Nobuko
77
ふだん目にするけれど、名称を広く知られていない「アレ」とか「アソコ」をクイズにして、その名前の謎について迫りまくる。106問中93問が不正解だったみうらじゅん氏の解答は期待通りの面白さ。肩を震わせ笑いました。本についたしおりにしているヒモのアレは「スピン」っていう名前なんですね。うなじの窪んでいる部分は「盆の窪」。解剖学の用語では「項窩」あもんというツボがあり、うまく刺さると死にいたることもあるそうです。必殺仕事人で飾り職人の秀が悪人をしとめる際に刺す位置として有名らしいですが、知らなかった…(笑)。2021/07/26
おかだ
52
子供と一緒に楽しませてもらった。106問あって、知ってたのは22個だけ。モノは見たことあるのに、名前を知らないものが多すぎる。しかも、一度名前を知っても、あまりにも生活に支障がなかったり興味がないモノの名前はなかなか覚えられない。すぐ忘れちゃう。トレンチコートの肩に付いてるアレ→エポーレット、ドリンクカップのふた→トラベラーリッド、とか何回聞いても頭に入ってこない。悲しいわー。2020/02/10
punyon
39
クイズ番組に出てくるものの名前が面白くて、北橋隆史さんの『ものの名前』と合わせて図書館で借りてきた。シャチハタの正式名称が「インキ浸透印」でガラポン抽選器は「新井式抽選器」 本についてる栞の紐は「スピン」 プシュプシュする給油ポンプが実は「醤油ちゅるちゅる」なんて名前だなんて、知ってたぁ??利休箸が両方使えるのは生臭ものとそうでないもので使い分けるためだとか・・お遊びのつもりで借りてきたけど、結構勉強になりました(^O^)2020/08/17
さおり
39
図書館本。気になるアレの名前がクイズ形式で載っていて、みうらじゅんさんと正答を競う本。ていうか、それの名前はそもそも必要?というものが多数載っています。私の正答率はとりあえず、みうらじゅんさんには勝ちました。でもほとんどは知らなかったし、今後も知らなかったとしても一切困りません!2017/03/27