現代日本人の意識構造[第八版]

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader

現代日本人の意識構造[第八版]

  • ISBN:9784140912287

ファイル: /

内容説明

40年にわたる定点観測から見えてきた
日本人の「今」、そして「これから」

価値観やものの見方を捉える「日本人の意識」調査は、1973年から5年ごとに行われ、今回の2013年で9回目を数える。質問項目は、生活目標や人間関係、家族や仕事のあり方、政治や国際化に関する意識など。これまでに蓄積されたデータを分析、時代による意識の変化を明らかにするとともに、日本社会の将来像を展望する。

[内容]
I 序章
II 男女と家庭のあり方
III 政治
IV 国際化・ナショナリズム・宗教
V 仕事と余暇
VI 日常生活
VII 生き方・生活目標
VIII 終章――強まる伝統志向

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

65
息子のレポートをサポートするために、読みました。NHKがこういう調査を行っているのを今回初めて知りました。国勢調査と同タイミングで実施しているので、補完する機能があるのかも知れません。本書だけで未来は予測できませんが、結婚・子供に関する意識からすると、少なくとも少子高齢化、人口減少は止まらないでしょうネ。人口が減少して繁栄する国はないと言うのに・・・2016/02/11

阿呆った(旧・ことうら)

17
過去40年間で、日本では『夫が家事を手伝いするのは当然、家庭と女性の職業の両立、女子の教育は大学まで、婚前交渉の可』などの意識が変化している。『年上の人には敬語を使うのが当然だ、日本の古い寺や民家に親しみを感じる、日本に生まれてよかった』などは長い間80%超える人に支持されているので、日本人の基本的な生活意識と言える。2016/09/30

15
リミテッドにて ●一般論として結婚しなくてよいと考える人が多い一方で自分自身についてはほとんど結婚する気持ちある ●理想の夫婦 夫婦で協力が定着 ●女性の平日の家事 4時間半 男性は50分 ●一人当たりGDPが高くても幸福度、満足度は高くない。所得が上がっても満足度高くならない。経済状況だけではないが、それ以外の影響はまだ特定されてない ●長い間、将来に期待が持てない状態が続き、まあまあでと満足したと考えられる ▷所得上がっても満足度上がらないのは確かにそうだと思う。違う何かが気になるところ2020/03/21

jjm

5
概ね予想していたアンケート結果となっていた。その点で今のところ私は日本人の平均的な意識構造であると認識した。婚前交渉の項では開放的な考えが増加しているが、これは自然の流れだと思う。昔、男子は自分の子孫を確実に残すために(もちろんそれだけではないが)、二人以上の妻がいるということがあり、逆に女性は処女性(誰の子供か確実にわかるようにという点で)が求められていたが、現在はわざわざそんな縛りを設けなくてもわかりますもんね。2019/06/02

筒井隼介

3
結婚観から生活の満足度、政治への関心まで様々な事項について過去70年間同じ手法で意識調査を行っており、時代ごとの意識変化を辿る上で信頼性が高そう。個人的には、生活の満足度がここ20年間ほど横ばいながらも13〜18年で微増している点や、余暇を重視する人の増加、仕事において気の合う仲間と働けることを重視する人が多い、といった結果が興味深かった。 5年毎に調査しているよう(最新は2018年調査)なので、今後も注視したい2023/07/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9476691
  • ご注意事項