幻冬舎単行本 最高知「古典」に学ぶ、成功の戦略 仕事と人生の武器になる48の発想術

著者名：江上剛【著】

幻冬舎（2015/07発売）

• ISBN：9784344027749

内容説明

出世する人だけが知っている、「勝利」の企みとは？　
富士フイルムの背水の陣/渋沢栄一が社員に説いた不真面目の勧め/セブン＆アイ・ホールディングスが大事にする三つの約束/ＪＡＬのトップが再建に際して行ったこと/パナソニックのリスクマネージメント術/サントリーのハイボールの開拓精神/キッコーマンの状況見極め術/三井財閥を率いた池田成彬が勧める「貯人」術

トップを走り続ける人が実践している定石を最強の人生戦術書『孫子』『論語』で徹底解説。
あなたの「あと一歩」を埋める、仕事の極意。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[壱萬参仟縁]

4頁構成で、まとめはゴシ太箇条書き。そこから読み、気になったら全部読めばよい。上司は口達者な者、お世辞の上手い者ばかり評価してはならない（57頁）。上司に恵まれなかった屈原（64頁～）。彼は詩人であり政治家。5月5日、汨羅（べきら）で投身自殺、人々がちまきを供えてちまきを食べる風習ができたようだ。讒言を聴いた王がアホで、彼の有能かつ清廉な人格を生かせなかったのは遺憾。リーダーとは、全身全霊をかけて使命を果たし、失敗しても言い訳や責任回避をしない人物（107頁）。

2015/11/20

[Humbaba]

隣の芝生は青く見える。自分の環境を腐すのではなく、誰もがそう思っているということを理解して、その上で対策を考えることが重要である。例え好きになれない上司であっても、それを理由にして仕事に手を抜けば何かのチャンスにも抜擢されなくなる。自分を完全に殺す必要はないが、責任に対して手を抜いて対処するのは誤りである。

2015/09/10

[せんじょ]

古典と現代ビジネスの実例を交えながら分かりやふく説いてくれた本。昔から人間掌握術で苦労しているなあと再認識しつつ、最後は信用が人を動かしていることを痛感させられた。特に一番響いた孔子の示す「恭敬恵義」を意識したい。

2021/08/22