世界のじゃがいも料理 - 南米ペルーからヨーロッパ、アジアへ。郷土色あふれる

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¥3,080
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世界のじゃがいも料理 - 南米ペルーからヨーロッパ、アジアへ。郷土色あふれる

  • 著者名:誠文堂新光社
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 誠文堂新光社(2015/07発売)
  • ポイント 28pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784416615935

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内容説明

世界でもっとも愛され、食べられている野菜といえば、じゃがいも。南米のアンデス地方で生まれたこの野菜は、新大陸発見とともにヨーロッパに渡り、アジアへと広まりました。荒れた土地でも育ち、収穫が早く、栄養が豊富。決して派手な存在ではないけれど、世界各国で食材としての確固たる地位を築いています。本書は、そんなじゃがいものルーツをたどりながら、各国の郷土色あふれるじゃがいも料理を紹介します。日本で評判の高い専門料理店のシェフや料理研究家による多彩なじゃがいもレシピを美しい写真とともに収録。現地で欠かせない食材や調味料、料理のルーツや名前の由来など、背景にあるストーリーも紹介します。現地取材も豊富。原産国ペルーでは、年に一度のじゃがいも祭りを取材。ペルーからヨーロッパに最初にじゃがいもが渡ったとされるスペイン、ポルトガルでは、市場や家庭のじゃがいも料理を取材。またじゃがいもで食糧難を乗り切ったアイルランドでは、農家取材とパブやレストランのじゃがいもの付け合わせのスタイルなどを紹介。すべてのじゃがいもラバーに捧ぐ、じゃがいも料理本の決定版です。

目次

じゃがいもの旅/現地取材・ペルー/ペルー/スペイン/ポルトガル/現地取材・ポルトガル/アイルランド/現地取材・アイルランド/ドイツ/フランス/オランダ/イタリア/ギリシャ/世界のフライドポテト/スウェーデン/ベラルーシ/チェコ・ポーランド/モロッコ・チュニジア/東・中部アフリカ/インド/中国/韓国/日本のじゃがいも/手に入りにくい食材・輸入雑貨取扱い店/索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

seacalf

59
むふう、これは美味しそうだこと。世界中のじゃがいも料理の紹介だけでなく、各国のお国柄を感じさせるエッセイと紹介写真もたっぷり。ヴィシソワーズが実はニューヨーク生まれだったり、腸詰めならぬ胃詰めソーセージを紹介していたり、マリー・アントワネットの帽子や髪飾りにじゃがいもの花を飾らせ人気に一役買わせたりと各国のこぼれ話が面白くて上質な旅番組を見ているような気分。アイルランド料理は殆ど食べたことがあった。ベラルーシ料理がとても美味しそうなので『ミンスクの台所』に行ってみたい。世界は広い!食べたい料理も沢山!2021/01/23

陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙

31
妹家族が育てたじゃがいもで、美味しい料理を!世界に羽ばたく様に。の一言から手に取る一冊。まずはドイツ料理のカルトッフェルザラト、カルトッフェルン、基本のジャーマンポテトを習得しよう。アイルランドのクラムチャウダー、フランスのポテト料理の麗しい事。。貴婦人に変身!牛肉赤ワイン仕立てにグラタンドフォノア。ヴィシソワーズもね。イタリアのニョッキ!ジェノベーゼ!魚と芋トマトのオーブン焼き。ギリシャのムサカの芋と茄子ひき肉重ね焼きに涎が。ベルラーシの芋と茸の重ね焼きバブカ、モロッコのタジン鍋も食べたい。幸せ。2017/03/28

たまきら

28
じゃがいもの歴史に忠実な流れで紹介されているのが楽しい、旅行している気持ちになれる美しいレシピ本です。原産国の美しい風景や面白い在来種に満ちた市場の写真にウキウキしました。スペインやポルトガルも良かったけれど、なんといっても書いた人の情熱を感じたのがアイルランド!しかもすごく美味しそうで、北海道の人が「いや、別に同じ品種を関東で作っても同じ味にはならないよ?」と語るそのまんまでアイルランドのジャガイモを自慢しているのが微笑ましかった。ギリシャのタラモ、恥ずかしながら知らなかった!学ぶことが多い本です!2019/05/22

Rie

25
じゃがいもが好き。レシピ本ではあるけれど目から胃袋を満たすくらい美味しそうなじゃがいも料理たち。カタカナの料理名は覚えられないけれど、タラとじゃがいもの組み合わせっていいかも。簡単な材料でできるモノは試したい。あとはもう誰か作ってくれないだろうか。2015/04/25

更紗蝦

21
じゃがいもを使った海外の郷土料理を紹介するだけでなく、じゃがいもを通して世界の歴史や文化も見ていくというコンセプトなので、単なるご当地グルメレシピ集で終わっていません。じゃがいもの普及の背景には「人類の移動の歴史」と「飢餓の歴史」があり、人類の存続を左右してきた食材であることが分かります。巻末の取材協力店の紹介は各店舗の雰囲気がすごく伝わってきてシェフへのリスペクトが感じられますし、この手の本には珍しく絵画クレジットまで載っているという几帳面さです。2015/11/26

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