内容説明
結婚式を明日にひかえ、かつて恋人と過ごした激しい恋愛の日々を思い出す曜子。その相手とは、従兄の俊だった。自由奔放で気まぐれだが、自分の気持ちに正直な俊を愛すれば愛するほど、孤独は深まっていった。傷つけあい結ばれることもなく終わってしまったこの恋が、曜子の心にもたらしたものは……。哀しみと孤独のトンネルを抜けて知った、明日への希望と切ない恋の喜びを謳い上げた、極上の恋愛小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
61
不器用なのかな…二人とも。それとも、傷つきたくないから踏み込まないのかなぁ。ときめくことを忘れてしまう年齢になり、若かりし日の自分を思い返した。愛するのと同じだけ、いや、それ以上に愛されたい。いつも相手の瞳の中にいて安心したかった。それが幸せと思ったこともあったっけ。この年になって思うのは、自然に振る舞える相手がパズルのピースのようにカチンとハマる相手なのかもということ。いつも不安がつきまとう関係なんて…と思うのはおばさん臭い考えかな。ときめくことができるって素敵なことだとは思うけど。2016/02/08
豆まゆ
1
こんな苦しい恋愛はもうできないような気もするけど、本当に人を好きになったり、大切だと気づくためには必要な経験のような気もしたり。傷つくことを怖がるとこういう恋愛はできないだろうなぁ。家族のありようも、時に煩わしくてでも逃げることをやめたときに見える本当のこともあるんだよね、と思いました。2016/06/01
まー
0
★★★☆☆優しさと危うさに揺れ動く恋 【概要】 OLの曜子は気分屋のいとこ俊とこっそり付き合っていた。 ふいに旅に出てしまう俊に不安を感じつつ、素でいられる大学の同級生ケンと友人関係を深めていく。 客観的に見ればケンと一緒の方が幸せなのに、どうしても俊に惹かれていく。 2017/01/26
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