- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
がんばりすぎない、こだわらない、ありのままに! 40代、すべてを楽しみに変える「幸福のおまじない」とは? 2014年9月、40代で全米オープンのダブルスで準決勝まで勝ち進んだ著者。著者は「第一キャリアの引退から、かれこれ十八年。あの時は、心が疲れていた。好きなテニスが好きではなくなっていた。それまでは楽しくて仕方なかったテニスなのに。でも今は、歳を重ねることさえ、楽しみ。テニスを純粋に美しいスポーツ、いいスポーツだと思えるようになった」と言う。今、著者が明らかに実感するのは「自分が変わった」ということだ。「ライジングショット」で世界中のテニスファンを熱狂させた当時でも、ツアーでの海外転戦は苦手だったのに、今はそれすらも楽しい。著者を変えたものはなんだったのかを明らかにし、今、この瞬間を輝かせる生き方を提案する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒頭巾ちゃん
23
選手、女性と生きてきた筆者の人生訓。1:平常心2:目の前の目標の先に長期の目標を3:好きなことは分からない。だから、様々な経験をする4:諦めずに続ける。障害で諦めるのは夢じゃない(怪我でも出場して勝った試合で例える) 選手時代はかなり自分好き。全てテニス。食事は栄養で海外も記憶はコートだけ。結婚後はその自己中心はパートナーの温かさがあり、人を想い(ボランティア)、テニスを“愛すること”ができたようです。人は、パートナーによって人生が決まるといっても過言ではないです(*^_^*)それが、幸せの第一歩!2014/11/05
活字スキー
15
【言い訳が出るような、目の前の障害に負けるような夢は、本当の夢ではない】ライジングショットを武器に世界ランク4位まで上り詰め26歳で引退、テニスを離れ、一人の女性としての自由を満喫する第二の人生を……と思ったら十年以上を経た後にまさかの現役復帰を果たしたテニス界のワンダーウーマン、伊達さんの自伝エッセイ。かの松岡修造すらドン引かせるほどのテニス愛だけでなく、先日読んだ森博嗣『夢の叶え方を~』との共通項の多さが興味深かった。大切なのは、遠近ふたつのレベルで具体的な目標を持って挑戦し続ける事。2017/05/03
きょん
12
年齢を重ねるほど楽しみが増える、私にはまだ欲がある、、、テニス以外の楽しみに目を向け、結婚を経て再びコートに戻った伊達選手。「現状を受け入れ、毎日の生活を丁寧につくること。何かをしたい、成し遂げたいといった大きな目標があるのであれば、それに向かって、日々の努力を怠らないこと。そうしているうちに、自分の意識を超えたところでいつの間にか幸福が訪れるような気がする」自分もそんな風に過ごしていきたいと思った。2015/06/16
おせきはん
6
長期的な目標を持ちながら、現状を自然に受け入れ、楽しみ、そして前に進んで一歩を踏み出す勇気を持つ-現役復帰された後の姿勢には特に勇気づけられました。自分自身も、長期的な目標と、それに至るまでの目の前の目標に挑戦し続けようという思いを新たにしました。もっとも、現状を受け入れ、楽しむことも、物事を継続するには必要なので、完璧にこだわらず、心のゆとりを失わないようにも気をつけます。2018/01/08
ちいくま
2
ごちそうさま、な結婚生活ですなぁとニコニコしながら読み進めていくと、キッズテニスの章でズドーンと現実を見せられる。年齢を重ねても(重ねたからこそ?)柔軟に生活を楽しめる前向きなチャレンジ精神をちょっとでも見習いたい。2016/03/13