超越と横断 - 言説のヘテロトピアへ

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超越と横断 - 言説のヘテロトピアへ

  • 著者名:上村忠男
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 未來社(2015/07発売)
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  • ISBN:9784624932497

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内容説明

前著『ヘテロトピアの思考』でサイードやフーコーに示唆されながら「言葉の異他なる反場所」としての<ヘテロトピア>という方法概念を確立した著者の新たなる思考実践の展開。昨今のポストコロニアル批評や歴史と記憶をめぐるトピックをめぐって、さまざまな歴史的社会的事象を貫く政治と思想の対立点と問題点をえぐりだし、歴史をどう表象していくかを歴史の哲学として鋭く提示する。3本の対談(多木浩二氏、鵜飼哲氏ほか)や書評までをふくんだ、現代屈指の思想史家の批評集。

目次

プロローグ:
歴史における反復と抵抗――1996年・鵜飼哲氏との対話


超越と横断、あるいは言説のヘテロトピアへ
ヘテロトピアからの視線
無惨なる継承
木のぼり男爵の世紀末
アウト・オヴ・プレイス
ニュースピークとの闘い
乗り継ぎする主体
複数性を生きる
ロスアンジェルスのギンズブルグ
「原日本」と「ヤポネシア」のはざまで
写真の黙示録とフォトネシア=沖縄


歴史の詩学と精神分析
寓意の深みからの思考
フルコト・ミュートス・ヒストリア
失われた環――三木清とレトリックの論理
修辞のバロック
歴史叙述と物語行為
トラウマと歴史叙述の新たな可能性


評議会幻想
科学の法の支配に抗して
「消費社会」と欲望のディストピア
無為の共同体
閾からの思考――アガンベンと政治哲学の現在
新たな始まりとしての〈群島=ヨーロッパ〉
スピノザ・ヴィーコ・現代政治思想

エピローグ:
歴史を開くために――2002年・韓国の若い友人への手紙

ビブリオグラフィティ(1995―2001)

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