内容説明
サイード、三木清、ヘーゲルを論じ、さらには映画「ショアー」が提起する歴史の《記憶》と《証言》の問題まで、言説の異他なる反場所、ヘテロトピア的立場から近代知を批判する。
目次
まえがき
Ⅰ
ヘテロトピアの思考
言説の異他なる反場所ヘ
Ⅱ
絶対の無はいずこに──三木清『構想力の論理』における超越の問題
ヘーゲル論理学の「失われた弁証法」をめぐって──ベルトランド・スパヴェンタの解釈とその意義
全体国家とエコポリティクスの思想──その大熊信行の場合に見る可能性について
Ⅲ
凍てついた記憶
映画『ショアー』に見る〈状況の演劇〉の現在
歴史と証言──多木浩二氏との対話
炸裂する歴史認識
同一性ヘの欲望と「外部」の思考
Ⅳ
フォイエルバッハからの出発
マックス・ウェーバー再考
パレート的実証主義の意味するもの
若き保守主義者の大胆仮説
ある社会史家の軌跡
新しい文化史の試み
サイコヒストリーへの誘い
ビブリオグラフィティ(1986-1994)
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