内容説明
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本書は、自閉症スペクトラム障害(ASD)の児童に対する感覚統合理論に基づく療育や教育、それから感覚刺激を使った対人関係発達のための指導について、前著『自閉症スペクトラムの子どもへの感覚・運動アプローチ入門』の内容を更新し、新たな情報を加えた全面改訂増補版です。刊行目的の1つは、感覚統合理論や最近の感覚処理障害に関する研究に基づくASDの子どもたちの行動理解と介入方法を紹介し、感覚や身体機能の問題で苦しんでいたり、生活に支障が出ていたりする子どもを支援する手段を紹介することです。 もう1つの目的は、身体への感覚刺激を使ってASDの子どもの対人交流能力を伸ばす指導について、著者の取り組みを元に紹介することです。 ASDの子どもたちがそれらの恩恵を受けられるようになること、そして本書がそのきっかけとなれば嬉しく思います。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さおり
61
職場本。必要にかられて、とりあえずさーっと読み。時間ある時、再読しましょう。使えるアイディアもいろいろあったけど、どちらかというと理論の本。2015/09/10
言いたい放題
0
図書館にない2022/05/29
STK
0
作業療法士の筆者が過去の研究、自らの研究、療法の実践に基づいて理論的に解説。主に「感覚統合」の話だが、感覚統合の効果の検証の研究についてもページを割きつつ、ほかの療法と合わせて提供すべきとの立場。ASD児が刺激へ反応が少なく見える時でも、実は感覚過敏で苦しいのに微妙にしか反応していないとか、フリーズしていることもあるとか、納得。タイミングが要求される動きは苦手だけど、運動はするといい、とか実際上の苦労と利益に即している感じがあったかく感じた。2019/08/11