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内容説明
近代進化論の祖・ダーウィンが生まれて今年で200年。「生物は共通の祖先から枝分かれして進化してきた」というアイデアはどこから来たのか。その鍵は、ガラパゴス諸島への探検だけでなく、当時のイギリス社会にある。科学の誕生や産業革命をもたらして大英帝国を支えたジェントルマン層に光を当て、『種の起源』を生み出したイギリス社会を解明して、最新のダーウィン像を描き出すダーウィン伝の決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
どら猫さとっち
4
「種の起源」「ビーグル号航海記」などの著書を発表し、進化論を提唱したダーウィンの生涯を綴った伝記の決定版。裕福なジェントルマンは、いかにして生物学の世界に入っていったか。また陶磁器の名門ウェジウッド家の妻エマとの結婚のエピソードなどの満載。ダーウィンが生きたヴィクトリア朝の実情も踏まえているのも興味深い。ちなみに、本書は自民党広報のTwitterのもやウィンの名言「唯一生き残るのは、変化できる者」への異議から読んだが、本書でもそれはダーウィン自身の発言ではないと否定している。2020/07/09
志村真幸
2
著者は科学史家。ダーウィンに関する多数の著作で知られる。 本書は、最新の研究をとりいれ、19世紀イギリスの社会的状況をふまえた上で、ダーウィンの実像を描き出したもの。伝記というよりは、科学史・社会史のなかにダーウィンを位置づけた内容と位置づけられるだろう。 幅広く、透徹した視点から語られており、きわめて信頼度が高い。資料、用語、概念なども本当によく調べてあり、わかりやすく説明されている。 ダーウィンがいかに時代に即した存在であったかが、よく理解できた。 2022/11/25
Rootport Blindwatchmaker
0
ダーウィンの伝記はA・デズモンドらのものが決定版だが、非常に高額。入門編ならお手頃価格な本書がオススメだ。ダーウィン本人だけでなく、当時の世相や周囲の人々についても詳しく書かれている。登場人物がみんな個性的で、単純に読み物として面白い。それにしても……ダーウィンの業績の偉大さには眩暈がする。進化論のみならず、生物学の様々な分野でその後の基礎となる研究成果をあげているのだ。たとえば植物の花は、昆虫を誘惑して受粉を助けてもらうための器官だ。今でこそ常識だけど、これを発見したのはダーウィンだって、ご存知でした?2017/09/03
賽@dice
0
ダーウィンについて知りたくなったので手に取りました。彼の祖父の時代から彼がなくなったその後までが順を追って書かれています。有名な学者が多数登場しダーウィン家の周りに様々な人間がいたことが伺い知れます。2013/07/01
ya
0
良書。日本人によるダーウィン伝の決定版。2009/09/13
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