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内容説明
沖縄返還時に結ばれた「核の密約」の舞台裏
佐藤栄作の「密使」として沖縄返還交渉を進める中で密かに結ばれた「核の密約」。新たな資料と証言により謎に満ちたその生涯に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
52
国家再興を念頭に奔走。「学生土曜会」で礎、英米留学を含めた海外経験がToBe、そして培った人脈と外交力による成果。1969年の京都会議は、もれなく沖縄外交の転機。合意議事の評価は様々なれど、”再興”の一歩だったのは間違いない。佐藤、福田、そして田中元首相の面々の政略の下、一貫して、あくまで「親日派」!その言動が目立ったことに伴う誹謗・中傷も、心底の強い信念が跳ね返す。敢えて言うならば、氏の思想が形を成す過程が知りたかった。但し、表題にあるように”評伝”のため仕方のないところか。2017/11/21
mitei
18
ぎりぎり大学卒業までに読破できた一冊。本書の主人公?の若泉敬氏はうちの大学の教授も勤められ、氏を知っている教授の話も聞いたけれども非常に国家の将来を不安視していたことが本書からも伺える。意外に思ったのが谷内正太郎だけでなく、小泉純一郎元首相も大層気に入ってたというのは驚いた。つまり小泉外交は当時外務省事務次官を努めてた谷内正太郎とタッグを組んで展開されたことになるのだろうか?だとすると小泉外交は若泉敬の考え方が最も実現した内閣と言えるだろう。若泉敬はなくなったけれどもその魂は今にも継がれていると思う。2011/03/30
R
3
一般市民が語る理想は政治には決してへ反映されないのかね。2011/06/08
だん
3
学術論文ぽい もう少し薄くて読みやすくても2011/02/13