内容説明
本書は日本人と海とのかかわりを総合的にとらえようとする最初の本である。日本民族の由来、国家の形成をはじめ、海とかかわる生業・信仰・交通等々を各専門家の執筆で描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
古隅田川
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海に生きる人々についての論文と対談集。対象は漁民、海上交易をおこなう商人、海上生活者等。時代背景も古代日本人の渡来、江戸時代の北前船、現在の漁村の暮らしと様々。とても全体を網羅するような感想は書けないので、最も記憶に残ったものだけを取り上げる。 梅棹忠夫氏の唱えるツングース水軍説に強く魅かれた。ツングース系の民族が船団を組んで移動し、高句麗・百済・倭と建国していったという。ノルマン人によるヨーロッパ征服の東アジア版と言えるらしい。実に面白い。これからいろいろな本を読んで自分なりに確かめていきたい。 2022/11/03
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