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内容説明
小泉政権は、なぜ国民に支持され続けたのか。政治を「感情化」「人間化」「単純化」して大衆に訴えてきたポピュリストとしての戦略と手法を、政治学者の眼から評価・分析する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
taming_sfc
1
日本政治における稀代のポピュリストとしての小泉純一郎による政治を、その周りの人物との関係を通して、鮮やかに描き出す。一流の政治学者による、「読み物」のような研究書。2019/02/19
takashi1982
1
小泉内閣での政策決定過程は橋本内閣での省庁再編での制度上の整備というのももちろん重要であるが、それ以上に小泉自身のパーソナリティによるところが大きかった、と制度決定論的な見解からはやや距離を置いている。本書が目的とするところは、冒頭のとおり、小泉純一郎の採ったポピュリズム的手法の分析であって、大衆のポピュリズム的反応の分析ではない。 とはいえ、本書はクセのない文章なので、政治学を専門とする人でなくても読みやすいし、面白いだろう。2007/02/11
抹茶ケーキ
0
ポピュリズム概念から見た小泉政治。郵政民営化というマイナーな政策を国民的注目を集めるまでに大きくし、「自民党をぶっ壊す」という威勢のいい掛け声でそれへの支持を調達した、みたいな話。結構細かい経緯とかの話が多くて、中盤読むのがしんどかった。2017/06/06
KJ.O
0
小泉純一郎は、国民に支持され続けた。政治を「感情化」「人間化」「単純化」「善悪二元化」して民衆を味方につけた。今までにない手腕の政治家だった。しかし、実際のところ、道路公団の民営化も郵政民営化も決して成功したとは言えない。2016/10/08
kk
0
“本書では、「ポピュリズム」、「ポピュリスト」の語を(必ずしも利益誘導型ではない)善悪二元論的、劇場型政治という意味で用いる。言い換えると、利益誘導型ポピュリズムと「改革型」ポピュリズムとを対比し、小泉を後者の典型とみなすのである。”(4-5頁)小泉は、道路公団改革のような「イージー・イシュー」(分かりやすい争点)を積極的に利用したほか、郵政民営化のような「ハード・イシュー」を「イージー・イシュー」に転換する戦術にも長け、2001年の総裁選と05年の郵政選挙の勝利に結びつけたとの著者の主張は説得力がある。2014/03/13
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