内容説明
累計42万部突破「面白くて眠れなくなる」シリーズの最新刊! 文系も夢中になる数学エンターテインメント。富士山の美しさの背景にある数式、100に近い数のかけ算がすぐにできる裏技、効率よく勤務シフトを決めるための計算法などの「身近な数学のはなし」から、超難問ゴールドバッハ予想、虚数、四色問題等についての「数の神秘を巡る物語」まで、どこから読んでも楽しめる一冊です。○本書の目次より どこに消えた!? 謎の1マス/大原の花売り/二人の旅人が出会うのはいつ?/ナイチンゲールは「統計」を駆使した/円周率πのふしぎなクイズ/偽物の金貨を探せ!/6と28の共通点/冷めていくコーヒーを表す数式/百億年かかっても解けない!? 巡回セールスマン問題/偏差値の罠/階段の照明にひそむ謎/「4」の物語/…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわ
42
【図書館】数学のおもしろさを伝える“サイエンス・ナビゲーター”を自認する著者が、思わず誰かに話したくなっちゃう数学のトリビアやそこに潜むロマンなどを紹介した人気シリーズ第五弾。今回の第一章は「文系でも楽しめる」と題し、消えた謎の1マスや巡回セールスマン問題、富士山を美しいと感じる理由、ナイチンゲールが駆使した統計学などを紹介。階段スイッチの仕組みが目からウロコ。そしてなんといっても第二章の和算の世界が読み応えあり♪ 江戸の人達もすごいなぁ~ 第三章は数学の歴史や偉人をからめていろんな成果を紹介しています2017/06/05
かおりん
14
文系でも楽しめる数学のはなしの章はクイズも易しくて面白い。100に近い数字の計算法も見事。二つのスイッチで1つの照明がつく仕組みが図でよくわかった。偏差値は日本で発明された。公式があったのに驚いた。和算「大原の花売り」「からす算」「さっさ立て」など脳トレにぴったり。見たことのない記号や公式のところはサラッと流し読み。ナイチンゲールは統計学者でもあった。グラフの活用で戦場の衛生環境の改善、傷病兵の死亡率を劇的に引き下げられた。数学の楽しさが少し分かった気がした。2017/12/08
ネクロス
7
さすがに有名ドコロのネタが尽きたのか、他の本で読んだことのあるネタばかりに成ってしまった。今回は面積の増えた板・偽金貨袋を探せ・和算・指数関数など。巡回セールスマンもあったか。2015/03/30
KG
2
読む数学シリーズの最終巻。Part.2で紹介されている和算の問題は、パズルを解いているような感覚で楽しめた。本巻は、実用的な計算方法の紹介は少なめで、どちらかというと数学が現実の世界でどう結びついているかに主眼を置いている。数式の使用は最小限に抑えられていて、図を用いたわかりやすい説明がついているから、まさに読む数学。シリーズを通して面白かった。2015/05/09
鶴田純一
1
虚数が実在する数だということ。 理屈はよく分からないけど、とにかくオイラーは偉大だと思う。 おもしろかった。2015/04/09