内容説明
「武士道」から「禅」まで、日本文化論の名著24冊を100字要約&やさしい解説、図解で総ざらい! グローバル社会だからこそ知っておきたい日本人としてのアイデンティティー。外国人に自国のことを尋ねられたときに「恥」をかかないための一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
29
『茶の本』は天心が著した英文三部作の最後を飾る作品(33頁)。大拙の般若:物事の表面的な現象を超えて本質をつかみ取る境地(48頁)。重昂の日本風景美に、跌宕が台風と火山をイメージ するという(93頁)。谷崎潤一郎の陰翳:光により生まれ、ぼかした暗さ。西洋人は不気味な静けさを 東洋の神秘と呼ぶ(133頁)。現代日本では、静かなる大恐慌という本もあり、不気味な嵐の前の 静けさというのがあることはあると思う。神秘というより、単なる恐れ以外の何ものでもないかもしれ ない。 2015/06/24
aki
10
本の紹介本だけど、本の取り合わせ、書評、筆者の考察も含めてすごくいい本!日本の文化を知るとなったとき、まず目が行くのは外国から人気の高いサブカルチャーだけど、私たちがまず知っておくべきなのは、日本人であるということがどういうことなのか、ということ。それは島国という土地柄、四季がある環境、他者とのコミュニケーションの基盤など、まさに私たちを作っている要素。上位の者を真似して育ってきた日本がいざトップに立った時伸び悩んだ、その事象の背景に「日本人らしさ」が強く影響していたことなど、たくさん考えさせられた。2015/11/17
Nobu A
3
ひねりを加えたタイトルに惹かれて手に取った新刊。所謂、日本文化論の名著の紹介本。執筆者の意見と各本と著者の背景も含めて、上手に概要を説明。読了後、紹介されている25冊の内、6冊を近いうちに読もうと思ったので、筆者の思惑は果たされたはず。2015/05/13
うーしゃか
2
名著は読みにくさが頭をよぎるので、読みたくても手を出しにくい。 この要約版は助かる。これを取っ掛かりに一通り読んでみようと思う。2017/07/05
y_nagaura
2
日本について書かれた書籍を数ページで簡潔に、しかし時代背景や同著者の関連書籍の紹介も混じえつつ紹介している。とても勉強になりました。手元に置いて少しずつ原典を読み進めたくなる一冊。2015/10/24
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