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内容説明
スクープ記者が60歳を超え、物忘れが多くなり、「ボケの始まりか」と不安になった。大学病院の「もの忘れ外来」の門をたたく。そこから診断、数々の早期治療、患者たちとの交流と、体当たりで実体験する渾身のルポルタージュ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飯田健雄
37
私も、4月で66歳、”あれれ”という行動をとることもあります。 著者は62歳で、認知症前段階(MCI)と診断される。もう、60すぎると、誰もが不安になりますよ。認知症関連の本、脳トレ本はすぐに読めます。まだ、大丈夫か?2017/04/06
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
35
軽度認知障害の疑いの強い著者がデイケアで治療を受ける、実体験が記録されています。先ず驚きだったのは、認知症の症状が進むと疲れ、痛みに対する感覚が鈍くなる事です。徘徊する認知症の方がずっと歩き続けるのも納得できます。やはり何でもそうですが、早期発見早期治療が大切なんですね。認知症とその予備軍を合わせると800万人と推測されるそうですから正に社会的な問題です。ルポで出てくる様な、施設がもっと増える事で、認知症の問題に解決の一筋の光が見えるかもしれません。2015/04/10
おかむら
24
週刊朝日記者の実体験ルポ。これくらいの物忘れなんか私なんか日常茶飯事だよっと青ざめる思い。大丈夫か私…とかなーり不安になりました。デイケアでの認知力アップ訓練も楽しそうに書かれてるけど、んー私楽しめるかなあー。社交性ないからなー。心配。ま、いっか。まだ。2015/03/26
Matoka
16
物忘れ多いし、人の名前も地名も全然出てこないし、病院の予約忘れちゃうし、漢字書けない……検査受けた方が良いのかなと少し不安になりました。 運動や料理、絵を描いたり人と話したり、そーゆう刺激が脳には必要なのね。2015/11/23
たまきら
15
認知症のむごさは、忘れる恐怖をまざまざと感じさせられるところではないでしょうか。そして、線引きもあいまいです。最近研究が進んで、タンパク質アミロイドβが40代からたまり始めること、この物質と認知症に関係がある可能性が高いことなどが明らかになってきました。40代の私たち夫婦だって人ごとじゃないな…と思いつつ。2015/11/10