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内容説明
自分や他人の長所・短所ばかり目がいき劣等感に苛まれる人に向けたアドラー流・他人とうまくやっていくための処方箋
●人と比べることよりも比べ方のほうが問題!――アドラーに学ぶ劣等感を力に変える方法
仕事の能力、知識や経験、学歴や容姿、健康状態や運動能力、さらには性格や幸福度、趣味、財力、所有物、地位、家柄、家族関係、そして恋愛に関すること……人はいろいろな点で自分と他人を比較し、ときに優越感を味わったり、ときに劣等感を抱くなどして、心の中で大なり小なり幸不幸を味わっている。
他人と比較することなしに社会の中で生きていくのがほぼ不可能なのが現実。だから、他人と比べることの良し悪しを議論することはあまり意味がないのである。
それよりも他人と比較することで心の平穏が乱れたり、あまりにも優越感を抱きすぎて傲慢になり、そのために周囲と摩擦が生じてしまったりすることのほうが問題と言える。
つまり、他人と比べることより、その比べ方のほうが問題なのである。
本書は先行き不安な時代に自分や他人の長所・短所ばかり気になってしまう人に、最近注目のアドラー心理学からいかに劣等感から克服するかを学びながら、他人とうまくやっていくヒントを探るもの。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
308
ちょっとまとまりがなくて読者対象があいまいだが、嫉妬が「ジェラシー」と「エンビー」ではまったく異なること、自分のなかの「他社より優位に立ちたい」という思いをすべて否定するのではなく、それを周囲の人間をも幸せにする形で活用することなど、学べることは多い。基本的にはアドラー心理学の焼き直しと考えて間違いではないが。2016/03/26
まーみ
9
人と比べないのではなく、マイナーでもいいから誰もが持つ「人と比べて勝つ部分」で勝つ体験をしましょうってことですかね。ただし、皆で幸せになろうって気持ちも忘れずに。日本人はこの2つは両立できないと考えがちだが、例えばアメリカ人なんかは成功者が多額の寄付を好んで行うように、両立は可能。アドラー心理学のおさらいにもなったし、子育てや上司との関係性なんかにも役立つ内容でした。ただ、本の内容を意識する重要性はわかっても、意識したところで現実で上手くできないから困ってるんだよな…とちょっと思ったりもしました。2016/11/13
きな子
4
前半正直私にはピンとこなかったけれど、後半のアドバイスは参考になった。2016/02/14
olive
3
アドラーを読んだ続きでのこちら。アドラー、コフートの理論を日本社会に置き換えて説明してあったりと、とてもよかったです。共同体感覚、私も高めていけたら。2016/02/27
かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO
2
一つの競技で競争をするのではなく、複数の競技で競争し、結果を残して自分に自信を持つことができるような建設的な競争が望ましい、というのが筆者の主張であると思う。 たしかにその通りだとは思いながら読んでいたが、筆者が大学受験という日本人の人生におけるメインの競争で、東大医学部に合格するという結果を出しているから少し説得力に欠けていると思った。2017/09/02