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内容説明
名建築、美しい建築とは何だろうか? 鑑賞のポイントは、建物のコントラスト、陰影、グラデーションに目をこらすこと。視点を変えるだけで毎日の街並みも違って見えてくる、新しい建築入門。名建築の写真多数収録。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
izw
14
「光と影」は象徴的な意味で、建築に関する暗黒面の逸話が語られているのかと思ったが違っていた。本書では建築の立体物が造り出す光があたる部分と影、グラデーションに注目して建築を観照、鑑賞する方法の重要性を説き、<光と影>を生みだす9つの造形要素に従って、実際の建築物が造り出す光と影の素晴らしさを説明している。その造形要素とは、1.建築物の全体の構成、2.屋根の膨らみ、3.水平方向への張り出し、4.階段、スロープ、5.壁面の前後の配置関係、6.窓、開口部、7.柱、列柱、8.構造、躯体、9.ディテール、装飾。2015/07/19
ほにょこ
2
★★★ 色々な建物が紹介されているのは面白い。 筆者の論旨にはあまり一貫性がない。 ある建築物がなくなっても何も感じなかったとかわざわざ書くのが感じ悪い。 普通の建築物の第一の目的は芸術性ではないし費用の問題もあるというのに。2015/08/05
Ozymandias
0
面白かった。著名な建築家の作品から無名な建築家の作品まで言及し、機能性を尊重しつつ建築物をどのように鑑賞に堪えるものにするか、さまざまな論点から語りれている。建築無知な自分が読むには、鑑賞方法の参考にするのにちょうどいい本でした。2016/04/08
鯨、或は山田
0
著者のねらいと内容がそれてしまっているような印象がした。それこそ表層的なテクスチャのありように項を割きすぎな所とか。2015/12/15