講談社現代新書<br> 新・自衛隊論

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講談社現代新書
新・自衛隊論

  • ISBN:9784062883207

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内容説明

本書は、自衛隊を否定するのでもなく、かといって集団的自衛権や国防軍に走るのでもなく、あくまでも現行憲法の下で誕生した自衛隊の可能性を探ることが目的である。昨今の国際テロや中国の軍事的な活動を鑑みるに、もはや従来型の思考では対処不可能だ。また、安倍首相の進む方向にただ反対だけを唱えていても、現実味はない。変貌する安全保障環境における自衛隊の役割をあらためて考えるための入門書。(講談社現代新書)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

36
神田の古書店街で100円で購入。元自衛隊幹部や学者らでつくる自衛隊を活かす会がまとめた論考集。やや専門的過ぎるきらいはあるが、地に足のついた論が多い。総じて安倍政権の下で進む解釈改憲や安保法制の整備の動きを批判的に検証している。敵基地攻撃能力なるものの曖昧さ、中国の空軍力の弱さ、現実離れの離島防衛‥‥。難を言えば、もう少し図表などを入れて読みやすくする工夫が欲しい。2018/05/20

Riopapa

5
反安倍的な論調のものもあれば,冷静に自衛隊に何ができるかを論じたものもあり,読みごたえはあった。特に元自衛隊員の議論はなるほどと思わせるものがあった。一連の安全保障関連法案が成立し,今後,どのように自衛隊のあり方が変わっていくのだろうか。2015/09/26

たかひー

3
★★★ 筆者それぞれの持論を興味深く読んだ。なるほどと思えるものもあれば、それはちょっと・・・と思うものもあったが、真剣に考えている様子が伝わって来た。2016/07/01

乱読家 護る会支持!

3
自衛隊を否定するのでもなく、かといって集団的自衛権や国防軍に走るのでもなく、現行憲法の下で誕生した自衛隊の可能性を探り、活かしていくための提言を行う会。安倍政権の集団的自衛権決議には反対しつつ、一方で中国やテロなどの高まる脅威に対して、自衛隊をどう活かすかを現実的に考える。。。。という事を書いてあるようですが、やはり綺麗事のように思うのです。私はまず、国際的な問題に対して、米国の顔色を伺う外交的発言ではなく、「専守防衛国家」として毅然とした対応、発言ができる国家であって欲しいと思います。2015/10/11

籠り虚院蝉

3
一連の安保法制議論について、自衛隊に精通した大学教授や元自衛隊官僚・隊員の、自衛隊という視点からの論考が16本も収録してあるという、内容と示唆に非常に富んだものとなっています。↓2015/06/29

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