新潮文庫<br> それでも住みたいフランス

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新潮文庫
それでも住みたいフランス

  • 著者名:飛幡祐規【著】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • 新潮社(2015/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101263717

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内容説明

「フランス」と聞くとイメージする歴史ある芸術の数々、おしゃれなブランド品、豊かな食文化と芳醇なワイン……それらを支えているのは、華やかなばかりではないしたたかな国民性なのだ。パリ在住40年、見つめ続けたフランス人とお金の関係、日本とは異なる教育、長い長い夏休みとアートに満ちた生活。世界一気むずかしい人たちの、しなやかな精神《エスプリ》は、人生の極意満載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユズル

26
フランスを知る本にしては、お洒落感は一切なし。教育、お金、人生観など、いわゆるおフランス的な事は皆無で、生活に関する事が知れて勉強になりました。特に読書のくだり。議論大好きなフランス人は読書好きと思っていたので意外でした。お洒落感を求めるならお奨めしませんが、フランスを知るにはためになると思います。2015/03/04

ヨータン

20
若い頃はアメリカ一辺倒で、フランスはあまり興味がなかったけど、最近フランスの非合理性とか速さを追求しないこととかいいなと思うようになってきました。この本、けっこう難しかったけど本当のフランスを知ると言う面においては、勉強になりました。2015/08/25

baboocon

15
「お金があっても不安な日本人 お金がなくても平気なフランス人」みたいな手放しのフランス礼賛本かと思ったら、意外や硬派な、現地に定住している日本人女性視点からのフランス人観だった。教育制度についての記述が多い印象。個人的な希望としてはもう少し、食文化などにも触れて欲しかった。2015/04/02

kazuさん

14
"もっと稼ぐためにもっと働け" とのサルコジ大統領の言葉に代表される市場経済最優先の社会では、芸術や文化は非生産的な娯楽であるとしか見なされない。しかし、フランスでは、一般的に、芸術や文化は "人間が人間であるための感動をもたらすもの" であるとする考えが社会全般に行き渡っていると主張する。筆者が30年以上フランスに暮らして感じたことなのだろう。日本の社会では、つい最近までアメリカの影響で経済最優先だった。最近やっと、先進国ドイツやフランスの教育システムや文化などの影響受けつつある様に思う。 2021/04/12

Endo Takafumi

13
ただのフランス賛美ではありません。フランスに住んだからこそ分かる教育の問題点や国民性が書かれていて大変勉強になる内容です。ただ、自分があまりに知らなすぎた内容の為読んだだけ。理解するには難しい内容でした。全く異なる文化の国に住むって大変な事ですね。しみじみそう感じました。2015/08/04

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