ブルーバックス<br> 哺乳類誕生 乳の獲得と進化の謎 驚異の器官がうまれるまで

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ブルーバックス
哺乳類誕生 乳の獲得と進化の謎 驚異の器官がうまれるまで

  • 著者名:酒井仙吉【著】
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • 特価 ¥754(本体¥686)
  • 講談社(2015/06発売)
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  • ISBN:9784062578981

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内容説明

生命の誕生した楽園である水中を追われ、過酷な陸上に避難した哺乳類の先祖たち。彼らはどのように環境に適応し、どうしてここまで繁栄できたのか? その秘密は「乳」というシステムにあった。生物の歴史を丹念にたどり、哺乳類、そして人という生き物の本質に迫る。人が生物の頂点に達するまでの壮大な進化の物語。(ブルーバックス・2015年1月刊)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Vakira

49
ブルーバックスは中学生の時からの愛読書。読むと何かしら新鮮な発見があるのでたまに覗くことに。今回はこれ。そして今回の収穫。馬と牛は近縁かと思っていたら馬は奇蹄目でサイ、バクが同目。牛はヤギ、羊、鹿、と同じ偶蹄目でチョット遠い様だ。確かにサイ、バク、馬もあまり毛がない。コアラやカンガルーなどの有袋類の存在。有袋類は胎盤が未発達で未熟児で子を産み袋で大きくする。哺乳類の進化順で行くと単孔類⇒有袋類⇒有胎盤類⇒北方真獣類⇒真主齧類⇒霊長目となる。本来なら有袋類は進化の過程で自然淘汰されるはずだった。2020/10/07

kaizen@名古屋de朝活読書会

19
#感想歌 株分けと接木単一遺伝子の危険進化の謎を辿って2018/01/23

はなひげ

18
進化を総括的に網羅した内容、プラス、著者の専門の乳のお話。乳腺が獲得した機構がハイテクで面白い。乳糖は乳腺細胞で生成されるのだけれど、乳糖をつくる酵素を調節するのは乳タンパク質なので、乳タンパク質がある泌乳中のみ乳糖がつくられる。あと、乳中の脂肪は乳腺細胞の細胞膜に包まれているといのも、びっくりです。バターには細胞膜のリン脂質も含まれているのだろうか。そして、脂肪に奪われた細胞膜は絶えず新しくつくられているそうです。また、乳牛では乳房炎が深刻で、研究論文は1万編あまりあるという。メジャーな研究ってすごい。2015/05/06

いずむ

11
「哺乳類はほぼ全てが胎生で、母乳で子どもを育てる」。義務教育で誰もが教わる生物の基本。しかし、改めて「母乳」に着目すると、その過程や性質の中に、途轍もない壮大な物語がある。食物連鎖、自然淘汰、適者生存、種の多様性。その"適者"や"進化"の概念にはかつて、栄養を「どこから取り入れるか」ではなく「いかに作り出すか」というベクトル、つまり「必要な栄養を自らの体内で生成し、分泌するコトで子どもを育てられないか」という発想があり、そして今がある。自分自身がその進化のエネルギィが生み出した一世代と想像し、圧倒される。2015/02/12

おせきはん

4
生物が環境に適応するため進化してきた過程が丁寧に説明されています。哺乳類の子育てにおいて、子どもに栄養を与えるために乳がいかに効果的、効率的なものであるか、また、哺乳類でも種の生活環境などによって乳成分の構成が異なることがよくわかりました。鳥類が空を飛べる軽くて頑丈な体を獲得するために遂げた進化も興味深かったです。2015/04/14

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