だから、ぼくは農家をスターにする 『食べる通信』の挑戦

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だから、ぼくは農家をスターにする 『食べる通信』の挑戦

  • ISBN:9784484152127

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内容説明

全国に広がる“食べもの付き情報誌”が
「つくる人」と「食べる人」の新しい関係を生みだす

地域の優れた生産者と都市の消費者をつなぐ、史上初の食べもの付き月刊情報誌「食べる通信」は、いまや東北にとどまらず、全国11もの団体が刊行している。
その基盤をつくった高橋博之は何を目指し、どんな思いで全国を駆け回っているのか。
東北から日本の一次産業を変える取り組みとともに、熱いこころざしを語りつくす。

~~『食べる通信』とは、食べもの付き情報誌です。
編集長である私(高橋博之)が、農家や漁師を徹底取材。
彼らを特集する雑誌が、収穫された食べものとセットで読者に届けられます。
2013年7月。月刊『東北食べる通信』創刊。
海に山に里に東北各地の生産者を訪ね歩き、その生き様を誌面で伝えてきました。
紙面を通じて生産者の思いを知り、その食べものをおいしくいただく。
『食べる通信』を通じてつながった“つくる人”と“食べる人”は、さまざまな化学変化を起こしていきました。
東北から生まれた小さなメディアは、全国の大手メディアから注目を集めています。
現場ではいったい何が起きているのか。
本書は、食を通じた“世直し”をうたう、私たちの挑戦の記録です。~~

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Daisuke Oyamada

30
都市と地方をかき混ぜる。生産者と消費者をつなげる。そんなコミュニティを提供することをビジネスにすることが、現在、日本の地方で課題とされている、人口減少や後継者の不在。そんな問題を根本的に解決してくれるのではないか。都会が上で地方が下。著者も故郷捨て東京に憧れを持った生い立ちがそうだったが、それから一転して故郷に逆戻りし、自分の生まれ育った土地のために政治家として行動する。様々な意味でとても・・・ https://190dai.com/2024/03/09/だから、ぼくは農家をスターにする-「食べる通信/2024/02/21

Riel

9
食べる通信のことは結構前に何かで読んで知っていたが自分では購読していなかった。でも今は家族が購読していていつもおこぼれをもらっている。読むのも食べるのも好きな私の毎月の楽しみ。政治や社会の現状に文句を言うことは権利だし悪いことではないけれどグラウンドに自ら降りていくこと、当事者意識を持って自分がやらないと!と動くことはとても大切。それでもやはり言い訳ばかりして尻込みしてしまう私には高橋さんの行動力が眩しいし見習いたい!と思う。「おわりに」にあったオウムとの比較が印象的。生きている実感をどう取り戻すか。2025/03/08

yurari

6
高橋さんは、命の糧である食を取り巻く環境をよりよくしていくことが、この国全体をより良くしていく鍵であるという。これには共感。まずは、自分が食べるものに対して興味をもち、敬意を払うことが大事だと思う。ご飯を食べるときに、生産者の顔が浮かべば、感謝の気持ちはより大きくなる。2017/02/02

Yoshie S

6
気になってお取り寄せしたくせに積読だった数ヶ月。 遠征の移動と病院の待ち時間でさくさく読めてしまった。  食べる通信のコンセプトを知っているので、ストーリーは想像できるのだけど、生産者の出荷までの苦労がよく描かれている。 生産者と読者とのつながり、そこから生まれる交流と地域起こし、街づくり…まだまだ半ば。 東北ではイベント的に行われている現場での作業が神奈川では毎回可能なのはとても誇らしい。 食と生産の考え方を改めるきっかけになりそう。2016/07/12

m1104m

6
作っている生産者の顔が見えないものは平気で買い叩ける。何かあればすぐに文句も言えるが、生産者の人柄や現場の状況が見えれば、消費者も簡単には買い叩けないし、トラブルも理解してしてくれる。2016/06/19

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