素晴らしきインチキ・ガチャガチャの世界-コスモスよ永遠に-

著者名：ワッキー貝山【著】/池田浩明【著】

双葉社（2015/06発売）

• ISBN：9784575307122

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

コスモスという宇宙は終わらない――。前作『愛しのインチキ・ガチャガチャ大全』にて、80年代に少年期を過ごした人々に、苦笑と郷愁、さらには畏怖すらも呼びさましたガチャガチャメーカー「コスモス」。前作に収録しきれなかったワッキー貝山氏の無尽蔵とも言えるコレクションを1000点以上掲載するのはもちろん、多くの元コスモス社員の貴重な証言により、謎多きこのメーカーの姿を再び追う！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[シブ吉]

コスモスの花言葉は「少女の愛」と、大林宣彦監督の映画「姉妹坂」で布施明さんが歌う主題歌にそのような歌詞がありましたが、こちらの「コスモス」は「少年に愛される」というよりも、子どものココロを弄んだ罪なガチャガチャでした。ビッ○リマンシールと勘違いし、得意げにキラキラのシールを修学旅行に持ち込んだ友人。旅行先の広島市民球場で知り合った小学生に見せびらかしたら「これはロッチだからバッタもんだ」と指摘され、その場は苦笑いを浮かべつつ、あとから涙目になっていた姿を思い出しました。いったい、いくら使ったのだろう。

2014/08/09

[halfumi]

読んでいる間、記憶の奥底に沈んでいた記憶がポツポツよみがえって懐かしさ全開。こういうガチャガチャ、このご時世だと大抵アウトだよねえ。

2015/10/12

[4fdo4]

小生39歳にして、本著で小学校低学年時代の 思い出が引っ張りだされそして大爆笑。 学校が終わると20円握りしめて、近所の駄菓子屋で 赤いガチャガチャをやりに行ったもんです。 狙うは「キン消し」(キン肉マン)や「ガンダム消しゴム」 10円玉2枚重ねて入れて右にレバーをガチャガチャと回すと ポトリとカプセルが出てくるわけですよ。 窮屈に入っているから、足とかが曲がって入っている。 本著を読んで30数年経って知ったのですが この「キン肉マン消しゴム」も「ガンダム消しゴム」も偽物だったんですね。

2015/02/11

[トモ。]

こんな会社もあったのね…と思わず言うてしまうほどにいいかげんな会社経営のコスモス（笑）ガチャガチャのカプセルの中に入っているのも、拾ってきた石やら、ビックリマンシールのパチモンとかばっかり…。「コスモス」が好きな人が作った、コスモス好きの人のための本やな、これ。私にはコスモス愛はよう分からんかった。

2014/11/01

[猫]

昭和の子供の世界を彩った、インチキガチャガチャ「コスモス」秘話第二弾。なんというかもう、全体的に「どうしようもない」としか言いようのない感じがいっそもう愛おしい。まともな組織だったらバンダイみたいになれたかもしれないという言葉もあったけど、まともな組織だったらこんなにあの時子供たちだった人たちの心には残っていなかったかも。

2016/09/19