内容説明
幕末、麻疹の大流行で、近藤勇の剣術道場には閑古鳥が鳴いていた。ある晩、仲間の土方歳三や沖田総司と町の見回りに出た近藤は、甦った死人の群れに取り囲まれてしまう。辛くも逃れた近藤たちは、江戸のみならず国中で増殖する〈ぞんび〉の存在を知り、一橋慶喜にその退治を依頼されるが……。書き下ろし時代小説の新シリーズ開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
74
ライト時代小説。新選組×ゾンビ、参考文献は司馬遼太郎▽「麻疹」と思われる死病が蔓延した幕末、近藤勇たちはライバルの道場で「ゾンビ」に襲われる。沖田総司はゾンビに噛まれ、病にかかる。後の将軍、慶喜に依頼され近藤勇、土方歳三たちはゾンビ退治に向かう▽「新選組」のキャラを使った二次創作ぽいゾンビもの。新選組が好きなんだろなぁ、私的には萌えませんでした。そして全然完結していないぞ尻切れじゃん。2014年発行2025/01/30
ううち
21
可愛らしいタイトルに惹かれて。展開が早くて読みやすいです。詳しい方が読んだら微妙なのかとは思いますが、聞きかじったことのある新選組エピソードがちょいちょい出てくるので楽しめます。総司と八房が愛らしい。2015/05/22
mari
17
新選組はゾンビ退治のために結成されたのだ(笑)吉田松蔭がゾンビでワラワラと~。新選組に詳しくない私でもまぁ楽しめました^^2014/10/09
みかん
16
吉田松陰がゾンビだとか…沖田総司が咬まれてゾンビになりかけている‼︎とか。すごい設定ではありましたが名だたる人達が出てきて、歴史と当てはめながらなので、スラスラと軽く読めました。2015/01/15
よっしー
12
高橋さんの本に新撰組のコラボ!! こう来たら読まないとダメでしょ、という気持ちになり読みました。 麻疹の辺りは史実通りだな~と思っていたのですが、見事なまでな出鱈目歴史になってました(笑 沖田さんと芹沢のやり取り、近藤さんと松陰の対峙、振り回される土方さん。サクサク進む中で新撰組ファンの心を掴むシーンあり、笑いあり。続きが気になるところで止まってるのですが…続編は出るのかな?2015/07/02