内容説明
幕末、麻疹の大流行で、近藤勇の剣術道場には閑古鳥が鳴いていた。ある晩、仲間の土方歳三や沖田総司と町の見回りに出た近藤は、甦った死人の群れに取り囲まれてしまう。辛くも逃れた近藤たちは、江戸のみならず国中で増殖する〈ぞんび〉の存在を知り、一橋慶喜にその退治を依頼されるが……。書き下ろし時代小説の新シリーズ開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ううち
21
可愛らしいタイトルに惹かれて。展開が早くて読みやすいです。詳しい方が読んだら微妙なのかとは思いますが、聞きかじったことのある新選組エピソードがちょいちょい出てくるので楽しめます。総司と八房が愛らしい。2015/05/22
mari
17
新選組はゾンビ退治のために結成されたのだ(笑)吉田松蔭がゾンビでワラワラと~。新選組に詳しくない私でもまぁ楽しめました^^2014/10/09
みかん
16
吉田松陰がゾンビだとか…沖田総司が咬まれてゾンビになりかけている‼︎とか。すごい設定ではありましたが名だたる人達が出てきて、歴史と当てはめながらなので、スラスラと軽く読めました。2015/01/15
よっしー
12
高橋さんの本に新撰組のコラボ!! こう来たら読まないとダメでしょ、という気持ちになり読みました。 麻疹の辺りは史実通りだな~と思っていたのですが、見事なまでな出鱈目歴史になってました(笑 沖田さんと芹沢のやり取り、近藤さんと松陰の対峙、振り回される土方さん。サクサク進む中で新撰組ファンの心を掴むシーンあり、笑いあり。続きが気になるところで止まってるのですが…続編は出るのかな?2015/07/02
いまちゃん
10
まさかの新撰組とゾンビ?!のお話しでした。会話がポンポンはずんでサクサクと読めました。あぁ楽しかった。でも、広げすぎな大風呂敷をどうたたむつもりだ?あと、山南さん好きとしてはインテリムカつき系で描かれていたのが微妙にショック(T^T)2014/09/27