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内容説明
氷河期再来? あなたの知らない地球の現実。
地球はまったく温暖化などしていない!? この驚くべき説が宇宙物理学者の間で支持されているといいます。じつはこの10年、地球の平均気温はほとんど上昇しておらず、オゾンホールも消滅し、CO2(二酸化炭素)による温暖化の根拠が崩れているのです。NASAの主任研究員を経て、神奈川大学の学長も務めた宇宙物理学の権威が、長年にわたる研究の末、太陽の黒点活動が弱まり、地球が寒冷化していると主張。17世紀に夏のロンドンで川が凍ったなど異常現象が記録に残されており、江戸時代には浅間山が大噴火して飢饉も起こりました。このままでは再度同様の厳しい環境となり、小氷河期に突入するというのです。最近、日本も冬は豪雪に見舞われ、次々と日本列島を襲う夏の台風やゲリラ豪雨、度重なる地震活動と火山噴火で、日常に不安を感じる人が多いことでしょう。これから生きていくために知っておきたい、太陽と地球の現実を解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺
8
2015年著。著者は京大で地球物理学で太陽について研究した。NASAの上級研究員の経歴もあり、日本を代表する宇宙物理学者。 太陽の活動とそれが地球に及ぼす影響について書かれ、その過程で「二酸化炭素地球温暖化」が否定される。割と単純な話で、「1940年代から1970年代に掛けて地球の気温は低下したが、二酸化炭素濃度は上昇を続けた。また2000年以降は気温の上昇が止まったが二酸化炭素(ry」だ。なお気温の測定は『地球はもう温暖化していない』同様、宇宙から。→続く2021/10/26
志村真幸
1
著者は天文学者。太陽が専門だが、古天文学に関する著作も多い。 本書は、太陽黒点の増減が地球の温暖化/寒冷化に関係しているのではないかとの仮説に対し、徹底的な検証と反論を試みたもの。 初心者にもわかりやすく書かれている。 現在の温暖化に対して、批判的な立場から語られており、目から鱗であった。 2018/05/01