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内容説明
「夢は世界チャンピオンになること」
小学校の卒業文集に、そう記した。
●わずか5年前、怪我に苦しみ、世界ランク898位から再スタートした。
世界各地を週ごとに転戦し、日程によっては深夜2時まで試合を続けることもある。
ジョコビッチ、フェデラー、ナダル、マリー、世界の4強と相まみえる精神的重圧と高揚。
2014年、運命のコーチ、マイケル・チャンを迎えて「動かず攻める」攻撃テニスが開花。頂点をめざす!
●本人が2010年からつづってきた生の言葉で、試合の内幕、負傷の苦悩、戦いへの決意が語られる。
ジュニア時代より彼を追ってきたテニス記者、秋山英宏がテニスの基礎知識を解説、大きな試合をレビューすることで、知られざる苦闘がさらに立体的に見えてくる。
現役の世界トップアスリートが自らの言葉でここまで記した書籍は稀。
国民的ヒーローの初めての自著、テニスファンならずとも必携です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けい
27
ケガや故障で思うようにテニスができなかったり、勝つためのプレーと自分の理想とするプレーとのギャップの葛藤が飾らない言葉で綴られています。特にチャンコーチを迎えてからの2014年以降は自信と勝利への執着心があふれ、心技体が揃った理想の形に。頂点に立つその瞬間を絶対に見逃さないよう、これからも応援し続けます。 2015/08/15
ふ~@豆板醤
24
同年代のトップアスリートである錦織さんについて知りたいと思い手に取った本。着実に毎年世界ランクを上げていく中での反省が綴られた自身のブログとスポーツ記者の解説、という構成。負けたら悔し涙を流すほどの勝利への執念・こだわりやハングリーさは見習いたい。プレースタイルの変化の経緯やトレーニングでボクシングをしたりと、個性が見える場面もあった。テニスをかじっていたので少し共感できる部分もあったけど、シングルスでコートを走り回るキツさは想像できないな..「トップ10の選手に勝てない選手なんて、トップを狙えない」2017/01/10
なっち
24
錦織選手、大好きなスポーツ選手の一人です。最初の小学生時代の文集がとてもいいです。世界チャンピオンの夢にむかって…頑張れ錦織圭!!応援しています。 プレーはもちろんのこと、人柄もとても素敵でますますファンになりました。 2015/07/27
かっちゃん
23
普段は普通のお兄さん。テニスが大好きで、誰よりも勝ちたい上手くなりたいというものすごい向上心!だから失敗も敗北も挫折も成長の糧にしてしまうんですね。強いメンタルとは実は誰でも持ち得る純粋な気持ちのことだと思います。生まれつきでもなく、どんなトレーニングよりも好きって気持ちが最強のメンタルなんですね。2015/08/25
こうちゃ
22
☆4 プロテニス選手としては小柄な錦織君。幾度も怪我に悩まされ、それでも世界の頂点を目指し戦い続ける彼の軌跡を、彼のブログと彼をジュニア時代から取材してきた秋山氏の試合観戦記などと共に掲載。(2010年~2015年初旬までの戦績と、世界ランキングも掲載)。娘がジュニア時代に自分も娘のコーチとしてどっぷりテニスに浸かっていた日々を思い出し、この熱い感覚がとても懐かしかった。現役ジュニアや家族の方に特におすすめ。お風呂にPCやゲーム機をポチャンしてしまうお茶目な!?一面も、彼をつい応援したくなる要因なのかも。2016/01/30