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内容説明
アベノミクスの立役者、イェール大学名誉教授、内閣官房参与の著者による「グローバル・エリート論」。なぜ、ノーベル経済学者トービン博士は著者を叱ったか。日本人学生に唖然とした理由。エリート不在の日本が被る不利益とは? 。アメリカ人が大事にしている意外なスキル。STAP細胞騒動から見る日本のエリート論。「よい頭」と「強い頭」の違い。朝河貫一、松本重治というグローバル・エリート。日米の大学の教壇に立ち、その人材観の違いを目の当たりにした著者が、「日本人が世界で戦うために必要なこと」を語り尽くす。教育者、女性、アメリカの大学生との特別対談も収録。柳沢幸雄(開成中学・高校校長)――自分の人生を自分で決められる人材を育てる。林裕子(山口大学大学院特命准教授)――女性エリート育成には何が必要か。笠井淳吾(イェール大生)――現役イェール大生に聞く! 真の「グローバル人材」とは何か
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かに
4
「前提知識のない人達同士で議論を行っても意味はない」と大学で私は言っていたが、毎回「議論を行っているうちに知識は身に付く。」と反論されて話は終わっていた。 本書で、浜田さんが「専門知識のない議論は世間話」といった趣旨の内容を書かれていて非常に納得した。 世間話ではなく、議論を行えるようにインプットも欠かさずしていきたい!2015/04/27
Yaya
2
メモ:今、日本が国際競争力を持っている分野の多くがマンガやアニメなど、組織的な教育がなされてこなかった分野である。2017/02/24
kyomi
1
英語を使えることがグローバル化の目的ではなく、発信することをもつことが重要と説く。ダイバーシティーかぁ。個性を重視した教育は、PCを利用することでこれからはやりやすくなるんだろうなぁ。22017/05/25
千田義則
1
グローバル・エリートを前提とした教育論についての浜田宏一氏との対談本。対談者は、柳沢幸雄(開成高校校長)、林祐子(山口大学特命准教授)、笠井淳吾(開成高校からイェール大学)。要するに英語が出来るだけでは何もならないってこと。他の誰にも負けない専門分野が必要と説いている。2016/11/06
bluetrain02
1
一歩国外に出れば、英語なんて出来て当たり前の世界が現実としてあるのだ。英語なんて自分のアイディアを世界中の人に伝えるためのツールでしかない。大多数の日本人はそのツールである英語はおろか、伝える価値のある考えをそもそも有していない。グローバル化と言われる波が一気に押し寄せている昨今、このような現状で日本が世界を相手に渡り合うなど到底不可能である。自国をよく知り、自分の考えを持ち、それらを英語で発信でき、かつ世界を相手に戦う志を持つ、これらが出来て初めてグローバルエリートのスタートラインに立てるのだと思う。2015/02/28