内容説明
華麗なる英国貴族と執事、従者、メイド、下僕たちの世界がよくわかる!貴族の屋敷「カントリー・ハウス」、貴族とジェントルマンの違い、使用人たちの採用基準、毎日の仕事や食事、服装の決まり事、娯楽や休日など、英国貴族をめぐる疑問をわかりやすく解説。貴族や使用人たちの日常生活が手に取るようにわかる一冊。【本書の主な内容】貴族のなかでも序列があるのか――伯爵は何番目か/貴族の屋敷「カントリー・ハウス」は、どのくらい広かったのか/なぜ執事や従者が必要だったのか/採用はどのように行なわれたのか/侍女と他のメイドとの仕事・ふるまいの違いとは?/夕食にはどんな料理が並んだのか/屋敷にいるときはどんな服装をしていたのか/英国貴族の結婚式はどのように行なわれたのか/外出時のステッキとコウモリ傘は必需品なのか……etc.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sakura
11
「ダウントン・アビーが10倍楽しめる!」と帯にあるように、ダウントン・アビーにからめて「ドラマの舞台となったハイクレア城とはどんな城か」「(使用人達は)就寝できたのは何時頃だったのか」「貴族に決まった仕事はなかったのか」「必要不可欠とされた教養とは何か」など、英国貴族と使用人達に関する101のトピックスについて描かれており、さらっと読めます。が、段々「~だろう」「~はずである」「~だろうか」が気になって、なんだろうなと思ったら、作者は東洋史学を専攻された方でした(爆)。まあでも気軽に読めば楽しい本です。2020/11/19
Mayu
9
ドラマ、ダウントン・アビーのヒットによって生まれた本のようで、ドラマ中の様々なシーンを引き合いに、貴族や使用人の習慣について解説されています。筆者の推測だけで書かれているように感じられた箇所が多く、モヤモヤしたのですが、話題としてはとても面白かったです。財産をベースにした体面も守りつつ、お金では買えない、教養やエレガントな振る舞い、ユーモアのセンスなど、個人としての魅力も磨かなくてはいけない、本当に大変!また、現代でも残る習慣で、これが元になったのかな?ということも多く、参考になりました。2015/04/05
ヨータン
8
「ダウントン•アビー」というイTVドラマをベースに英国貴族社会を詳しく解説しているので、このドラマを見た人はこの本をより楽しめると思いました。私はドラマは見ていないのですが、貴族やメイドの生活について興味があったので、いろいろと発見が多くとても楽しめました。2021/03/19
Tomoko.H
7
ダウントン・アビーを観てれば、もう少し楽しめたかもしれないけど。もっと、なんか英国貴族の「へぇー」っていうのを教えてくれるのかと思いきや、「…だろう」「…と思われる」「…に違いない」って、何はっきりは知らないの?!と思ってばかりでつまらなかった。どれも大して突っ込んで考察もしてないし。巻末の参考文献の方が面白そうだ。2015/07/25
アルパカ
5
終わってしまった英ドラマ「ダウントン・アビー」。貴族の生活ぶりだけでなく、執事や従者、料理人、家政婦長、メイドの生活ぶりなども細かくわかって本当に面白かった。なのでこちらも手に取ってみました。疑問を解く文章が見開き2ページで終わるようになっていたので読みやすかったです。今までよくわからなかった貴族の序列は以下の順「公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵」。イーディスが最後結婚するときお父さんが「イーディスは我々より上の立場になる」と言っているのが「??」だったのですが、疑問が解けました。2018/01/03