闇の関ヶ原

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闇の関ヶ原

  • 著者名:中津文彦
  • 価格 ¥730(本体¥664)
  • PHP研究所(2015/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569574561

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内容説明

今からちょうど四百年前の九月十五日、日本史上もっともドラマチックな合戦があった。全国の名だたる大名が豊臣方・徳川方の東西に分かれて激突、一日で天下の帰趨を決した関ヶ原の合戦である。戦端が開かれた当初、徳川家康率いる東軍を押しまくった西軍は、小早川秀秋の寝返りによって壊滅のやむなきに至った。だが、この寝返り劇、はたして戦場で突然起こったものだろうか。むしろ何者かによって事前に仕組まれていたのではないか。本書は、限られた歴史的事実をたくみにつなぎ合わせながら、東軍を勝利に導いた「闇の仕掛け人」の素顔とその活躍をいきいきと描き出している。合戦そのものは一日で終わったが、天下をめぐる徳川家康と石田三成の謀略戦は、戦場で対峙する以前から延々と続いていた。そこで力を発揮した男たちこそ、この物語の主人公である。秘められた人間ドラマを掘り起こし、新たな視点から「関ヶ原」を描いた注目の長編時代ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

22
★★★食指をそそられる表題「闇の~」は、ただただ題名の付け方がうまい.ついつい、手に取ってしまった.未だに、題名に惑わされるがそれも作家のテクニックかと。。。内容は、少し関ヶ原を知っていれば、一部には新たな解釈、例えば小早川秀秋の裏切りの真相、もあるにはあるのだが、それ以外はぼほぼほ焼き直しであった。そういう意味では、感想すらない。2018/07/07

金吾

17
今井宗薫の動きは面白かったです。話全体は淡々と進んだ印象になりました。2024/08/06

MIKETOM

4
武器商人というのは、特に大戦の前は非常に緊張する。勝ち負けの判断を誤って負けた側に肩入れすれば、戦後は没落が待っているだけ。だから情報収集を必死で行い、その後は迷い、苦悩、判断、結果があるだけ。ということで、本書は堺の豪商今井宗薫を語り部とした関ケ原。とは言うものの、内容に取り立てて新しい視点等はなく、平凡な印象。秀吉の晩年から関ケ原までの流れは司馬遼太郎とほぼ変わらず。ましてや、宗薫がギリギリまで苦悩した後で下した判断の決定的な材料ってのが、結果から見ればごくありふれた事実でしかないのは致命的かな。2020/04/27

maito/まいと

0
東西どちらにつくか迷走する宗薫や、暗躍する柳生一族など、おもしろい人物をメインにしている。ただ、全体を通せばそれほど新鮮さはなし。2009/11/06

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