- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
世界第二位の経済大国となり、ますます存在感を増す中国。尖閣諸島をはじめ膨張主義を強める中国に対し、隣国の日本は「このまま日本は沈み、中国の膝下に屈するのか」という不安と焦りが生じている。しかし、日本人の中国へ不安と焦りは、中国人から見ると「まったく理解できない」という。むしろ、「安心で安全、世界一の暮らしを誇る日本人にこそ、中国人はコンプレックスを持っている」と。中国人の意外な本音を知ることで、両国の誤解は解けるというのが著者の主張である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
31
等身大の素顔の中国人事情とのふれこみ。こちらに書かれている人達は作者目線から、皆好意的に書かれています。中国人と一口に言っても、色々な階級、人種の人達がいるので、簡単に理解する事は無理だと思うし、一概にこの著書だけを鵜呑みにする事は出来無いのでは?といったところが正直な感想でした。他にも色々な関連書籍を読んだり、自分自身で夥しい情報を精査、淘汰していかないとなかなか真実は見えないでしょうね。 2015/12/03
りょうみや
12
著者の中国人本2冊目。相変わらず著者の人脈と取材力には恐れ入る。中国の文化、中国人のことをわかると同時に、彼らの目を通して語った日本から、当たり前過ぎて気付かない日本人であることのありがたみがわかり、一緒の心地よさを感じてしまう。なので著者の本を続けて読んでしまう。この日本のよさを大事にしていかねばと思う。2016/11/28
ののまる
7
「(社会的)システムを個人と同一視する勘違い」なるほど!2015/09/01
rokubrain
6
今の中国人の生活の一端を知るのに良かった。 街中の観察や市井の生活者にインタビューをして実態をあぶりだしていく。 堤未果さんの「ルポ アメリカ」シリーズに似ていますね。 トイレの話はきっかけに過ぎず、彼らが日本の製品に「安心感」を求めている姿が見えてくる。 しかし、より重要だと思うのは、その安心感は、モノだけでなく、 「精神」や「こころ」といったソフトの分野にも強い関心を持っているということ。 とはいえ、来日する中国人はごく限られた恵まれた層であることは間違いないが。2018/06/16
rokoroko
6
今中国人のマナーが悪いといわれているけれど、私の幼い頃は路上で小便したり煙草も飛行機内や列車でも吸ってた。トイレが綺麗になり、駅も綺麗になって初めてマナーも良くなったような気がする。「マナーはインフラの質に影響される」というのは納得。水が出ないから、トイレで手を洗わないし、テーブルが汚いから汚しても良いと考えるのは普通かもしれない。2016/01/28
-
- 電子書籍
- 兵站の王 ―アルソウムの双剣4― TR…
-
- 電子書籍
- ガラスの温室の公爵夫人【タテヨミ】第4…
-
- 電子書籍
- 誰もボクを見ていない なぜ17歳の少年…
-
- 電子書籍
- ソラナゾ[下] 魔法のiらんど文庫