内容説明
不可解に思える出来事も、巨大なうねりの表層にすぎない。深層はインテリジェンスという叡智により立ち現れるのだ。日本が生き残るための戦略とは? 我々は反知性主義にどう抗うべきか? 「イスラム国」の台頭、中ロの新・帝国主義路線、マレーシア機撃墜、ウクライナ併合、ガザ地区砲撃、集団的自衛権論争など、最新情勢のつぶさな分析から鮮やかに「解」が導き出されていく。最強の外交的知性が贈る現代人必読の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
124
面白かった。ウクライナ、イスラム国、東アジアでのパワーゲーム、集団的自衛権の4つのトピックを取り上げ、何がどこでどうつながっているのか、仕掛け人や抵抗者は誰か、そのバックグラウンドとなる組織や考え方、歴史の流れ、などがバランス良くまとまっている。最後に、「インテリジェンス」のあるべき姿、ビジネス関係者にとっての重要性、参考文献などが示されており、勉強になる。軍事情報を除けば国家機密の95%は公開情報から導き出せる。巻末に記載されていた佐藤氏の外務省国際情報局時代の体験談が参考になった。2015/06/10
gonta19
64
2014/12/23 Amazonより届く。2015/2/1〜2/6当代きってのインテリジェンスの巨匠2人の対談本。先日、池上彰氏と佐藤氏の対談本も読んだが、こちらのペアの方が話が噛み合っていて、面白い。しかし、この外交問題が山積している昨今、日本はどこへ向かうのか。政府に有能な人材はいるのか、とても心配になる。2015/02/06
再び読書
60
インテリジェンスと言う言葉が、日本人に馴染みがなく、しかし、国際情勢への対応として不可欠なのが、再認識させられる。のオバマのルーツかわかり、黒人っぽくない感じが、した理由がわかった。また、弱腰とほどんとの首脳と合わなかったのが面白かった。イスラム国のあり方が、ぼにゃりわかる。しかし、将来的な進み方が想像できない。この中東情勢にもオバマが絡んでくる。アメリカの混迷が、トランプ政権を生んだのが、ぼんやりとわかる。また、インテリジェンスという情報収集分析戦略を日本も確立しなければと強く思う。2016/12/29
佐島楓
40
歴史を正しく認識および理解することで、未来をも予想することができるのかもしれない。ニュースを額面通り受け取らず裏の裏を読むという知的トレーニングができる能力がほしいと思った。2015/01/29
あつし@
25
モスクワ、北京、テヘランの新枢軸の見方が衝撃的だった。ノモンハン事件の意味を再認識させられた。2015/08/25
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