新宿ベル・エポック 芸術と食を生んだ中村屋サロン

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新宿ベル・エポック 芸術と食を生んだ中村屋サロン

  • 著者名:石川拓治【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 小学館(2015/06発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093884068

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内容説明

新宿が最も輝いていた頃の愛と情熱の物語。

本格的インドカリーで全国的にも有名な新宿中村屋。2014年10月、リニューアルした同社新ビル内に美術館がオープンした。
明治時代末期から大正、昭和初期にかけて、同社の創業者である相馬愛蔵・黒光夫妻のもとには多くの芸術家が集い、サロンとして文化を発信。ロダンに影響を受け日本の彫刻界に大きな足跡を残した荻原碌山や詩人の高村光太郎、書家の會津八一らが出入りし活況を呈していた。そしてインドの独立運動家をかくまい、ロシアの詩人を援助し、それらがきっかけでインドカリーやボルシチなど名物料理が生まれていく。
この「中村屋サロン」を中心に花開いた芸術と食文化を、愛と情熱に溢れた人間模様とともに描いた、知られざる新宿ヒストリー。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

9
インドカリーで有名な中村屋の創業者夫妻である相馬愛蔵・黒光とその2人に引き寄せられる芸術家達の物語です。荻原碌山との関係や娘婿のラス・ビハリ・ボースとの縁など興味深いエピソードが多く読み応えがありました。2015/06/23

あまね

3
登場人物のキャラが全員濃いので、内容があっさりとしすぎた印象。愛藏と黒光、碌山の心情をもう少し深いところまで読みたかっです。また、時代が時代だっただけに娘:淑子とボースとの結婚のくだりも波乱万丈だったことと思います。そこの部分も読みたかったなぁ。それでも、中村屋が時代を牽引したサロンであり、溢れんばかりの才能が集まった場所だということが分かりました。次回、中村屋に伺った際には、置かれている絵や彫刻などもじっくり拝見したいと思います。2015/07/06

憂霞

1
中村屋ってすごいお店だったんだねぇ。「カレーとピロシキと苺大福めっちゃ美味しいお店」という印象しかなかったけど、すべては初代の相馬夫婦のたゆまぬ努力と他者への思いやりの賜物だったのですね。またカレー食べに行こう。2015/08/08

石橋

0
もっと時代考証的な「中村屋サロン」を期待していたので物足りなし。「けれど」が1頁に1.5回は出てくる文章構成から著者の思い入れはよくわかったぞ。だが多すぎ。2020/08/29

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