河出文庫<br> 昭和天皇と鰻茶漬 陛下一代の料理番

個数:1
紙書籍版価格
¥748
  • 電子書籍
  • Reader

河出文庫
昭和天皇と鰻茶漬 陛下一代の料理番

  • 著者名:谷部金次郎【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 河出書房新社(2015/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309413679

ファイル: /

内容説明

谷部は十七歳で宮内庁に入り、「天皇の料理番」秋山徳蔵の薫陶を受け、以後陛下一代の料理番となる。その苦心の数々と陛下への尊崇の念を綴る一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

瀧ながれ

21
『天皇の料理番』の続きの気持ちで読んだ。『天皇の料理番』のモデルである秋山徳蔵氏の姿も、近くで働く者の視線で描かれていて、実在したのだなあと思って嬉しくなる。昭和天皇・皇后両陛下のプライベートでの様子を、少しだけ拝見できて、著者といっしょに緊張したり嬉しかったり、たいへん読みごたえがあった。いまの天皇陛下の近くにももちろん、こんな人がついていらっしゃるのだなあ。2015/04/10

tom

11
作者は、普通の料理人。そういう人が、国家公務員、宮内庁職員となって、天皇の食事を作ることになった。仕事の中で、昭和天皇に深い敬意を持つようになったということを語る本。昭和天皇の姿を垣間見せてくれる。それにしても、皇居の近くの米屋が米を配達し、その米は、電気炊飯器で炊いていたとのこと。2015/05/03

ひるあんどん

5
昭和39年に宮内庁大膳課に奉職、昭和天皇一筋に仕えた著者。文章は読みやすくあっという間に読みました。宮中行事の料理は伝統厳守、でも普段は普通のお料理を召し上がるのですね。好きなもの、食べたいものを気軽に口に出来ないお立場、鰻茶漬けや箱根芋の話、紅白歌合戦の勝敗を尋ねたことなど、とても人間味あふれる昭和天皇皇后両陛下に親しみを感じました。氷雨の章は著者の昭和天皇への気持ちを感じて涙が溢れました。 2015/04/15

miwapicco

4
再読。昭和天皇への敬愛がストレートに語られて、屋台の場面で崇高さに打ちのめされる感。全体的に、スローライフとはこういうことか、を実感しつつ、皇居のあれこれもわかる品良い本(*´`)2016/11/01

kwmr_

4
渡辺誠氏の「昭和天皇のお食事」に比べると普段の料理の話は少ない。しかし、和食と洋食という差もあり、読み比べると面白い。 最後の「氷雨」の章をはじめとして、全編に天皇を慕う気持ちが溢れている。天皇が崩御されたのを機に40代半ばにして大膳を辞めたのは、その気持ちの現れといえるけれど、その想いの強さは計り知れない。2015/04/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9660798
  • ご注意事項