文春文庫<br> 十二月八日と八月十五日

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文春文庫
十二月八日と八月十五日

  • 著者名:半藤一利
  • 価格 ¥590(本体¥537)
  • 文藝春秋(2015/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167903909

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内容説明

開戦と終戦の日。人々は何を考えたか

太平洋戦争開始の1941年12月8日。終戦の玉音放送が流れた1945年8月15日。人々は何を考え、何を発言し、何を綴ったか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころりんぱ

48
日米開戦の日と終戦の日に焦点を当て当時の人々の日記や回想などを多く紹介しながら、半藤さん自身のその日を語っていた。よく、軍の暴走で戦争に突き進んだ、米英に対する開戦は無謀だったと、後付けで解説される太平洋戦争だけど、多くの日本人が、真珠湾攻撃の第一報で、長く鬱積した不満や不安が吹き飛び、やったぞ!という感覚を持ち、戦う気力満々だったことがよくわかる。終戦の日に関しても、様々な立場の人の手記が多く引用されているため、当時の人の感覚が肌で感じられる。読んで感じた事を大事にしながらこの国で生きていきたいと思う。2016/03/31

佳乃

33
開戦の日と終戦の日に焦点を当て当時の人々の日記や回想などを多く紹介。色々な本を読んでも思ったが、山本五十六は「半年か一年が勝負」と、それ以上は負けると、勝ち目がないとわかっていたのだ。だが、当時の軍人も民間人も負けるとも降伏するとも思っていなかったのだ。最後の一行は大切にすべきと思うのだけれど、ひとそれぞれかな。『日本人よ、いつまでも平和で、穏やかで、謙虚な民族であれ』今のご時世、なかなか謙虚な人は少ない。まして直ぐ切れて他人を攻撃したりと目に余る。命とは尊いものと分かれば毎日に感謝できるはず。2016/09/01

り こ む ん

33
開戦と終戦の人々の様子をまとめた内容。開戦当時の人々の様子が、幕末の様。昭和の攘夷。開国以来、外国に追い付け、追い越せと頑張ってきた日本人。でも、何かと押さえつけられてきたモノを感じていたのだな。と、ひしひしと感じる。開戦にどことなく、晴れ晴れとした雰囲気が漂う。そして、終戦。慟哭、敗けを認めることのできない気持ち、戦い続けていれば、敗けはないと、ゆう思い。時間がたつにつれて、増す脱力感と虚しさ。そして、警報に怯え、暗闇を逃げ惑うことのない灯火管制の解除された夜を迎え安堵する。終わったことをシミジミと。2015/08/07

けやき

12
太平洋戦争の開戦の1941年12月8日と終戦の1945年8月15日を著名人の日記や手記で再現したもの。時代の雰囲気を知ることができました。2015/10/24

S.Mori

11
本書は開戦時と終戦時の日本人の心境をまとめた本です。日本人と言っても、無名な人が出てくることはほとんどありません。歴史に名を残した人たちの言葉や日記、手記などからの抜書きが組み合わされて、歴史の流れをつかめるように構成されています。昭和天皇を美化しているのが残念です。戦争責任について書くべきでした。一二月八日の方を読むと、驚きます。野上弥生子のようなリベラルな作家まで、戦意高揚の言葉を残しています。これを読んで知識人と呼ばれる人たちも案外頼りにならないことが分かりました。自分で考え抜くことが大切です。2020/04/30

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