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内容説明
土用の丑の日に、こぞって口にされるウナギ。実はとてもその謎の多いミステリアスな生き物だ。そして、ついに世界初の天然のウナギの卵が発見された!一方でレッドリストに掲載され絶滅の危機にもある。身近な生き物・食材から、科学的好奇心をくすぐる一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅
119
うなぎの卵が産卵してから1日半で孵るってのがビックリだし、それが耳石から判るのがまたまたビックリでした。小中学生向けに書かれているから凄く解りやすかった。2015/07/26
あすなろ
113
【学習】鰻の稚魚であるシラスがどこでどのようにして産まれて、このシラスが捕まえられないと養殖鰻が減り、鰻が高価となる仕組みを説明出来ますか?僕も昔からこの仕組みが不思議で、2009年の報道を瞠目して見た記憶があります。著者はその産卵場調査に携わった方。中学生⁈ぐらいの課題図書のようですが、知的好奇心満たされました。こういう本を読んでね!中高生諸君。そして、将来の我が息子。著者の研究魂、知らないものは守れない。これを著者に成り代わり贈りますね。2016/07/24
あん
87
土用の丑の日が近付くと、無性に食べたくなるウナギ。太平洋で卵が発見されたことによって、少しずつ解明されてきたウナギの生態がよくわかる、ワクワクドキドキの科学の謎解き本です。生息数によって雌雄が入れ替わるとか、陸地をニョロニョロ動いて移動するとか、今まで知らなかった事実が満載で、息子共々楽しく読めました。絶滅危惧種のウナギの研究がもっと進んで、保護につながればと願います。そしてまた、美味しいウナギが食べたいです。2015/07/16
へくとぱすかる
86
ウナギの卵の発見は大きなニュースでした。しかしそこにたどり着くまでに、こんなドラマがあったとは。高価だけど身近な魚に大きな謎があり、大規模な調査をして初めて氷解したとは驚きでした。シラスからレプトセファルス、プレレブトセファルスと、幼生の段階を遡つて、じっくりと取り組んだ成果が大発見に結びついたのでしょう。卵段階からの養殖の実用化が、食糧問題に向かう大きな課題だと思いました。2019/10/16
小梅
77
10月5日のEテレで放送した「うなぎ」に関するドキュメント番組で塚本先生のウナギの研究を観たので再読しました。 実際に水の無い所をウナギが蛇のように歩く?姿や岩場を登ってる姿に改めて驚きました。 まぁ〜ウナギを見る塚本先生の嬉しそうなこと(´∀`)2017/10/07