ハヤカワ文庫NV<br> 氷雪のマンハント

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ハヤカワ文庫NV
氷雪のマンハント

  • ISBN:9784150413392

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内容説明

急死した大富豪の金庫に隠されたDVDに収められていたのは、若い男の処刑場面だった。男たちの歌声が響き、黒い袋が投げ渡される。中身を見た若者が駆け出し、ライフルの銃声が――人間を獲物にしたハンティングなのか? DVDを見つけた娘はミケールに真相究明を依頼する。彼はわずかな手がかりを追うが、その調査が元軍人の奇妙な死を追う女性刑事の捜査と交差した時、事態は急速に動きはじめた! デンマークの気鋭が放つ強烈無比なスリラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

46
5月に買って積んであった本。デンマーク産の北欧ミステリーと言う事で買ったはずだけど、タイトルに今まで触手が動かなかった。読んでみて、ちょっとストーリーを広げ過ぎな感じ。処刑される男のDVDが見つかり真相の調査を始める探偵と警察。そのあたりで展開を留めてもらうと読みやすかったのだが、アフガンやイラクへの派兵に話が広がって、個人的にはついていけなかった。デンマークがこれらの派兵を行ってた事を知らなかった自分の無知もあったが、合わなかったです。北欧ミステリーは好きなので引き続き追いかけていきますが。2015/09/23

羊山羊

16
ある富豪の遺産からスナッフフィルムが見つかった。富豪の娘は真相の究明を保安コンサルタント、サンダに託す。依頼と、孤高の女刑事リーネの捜査が交わり、全てを狙いあう死闘が始まるという北欧のミステリの陰湿さをたっぷり内包したクライムスリラ。スピーディで迫力ある展開に全力を注いでいて納得のページターナーっぷり。サンダが、戦場ではプロだが、探偵役にはちょっと荒が目立つ印象。ラストのリーネと合流してからは大活躍を魅せてくれるのでまあまあである。濃ゆく読めるエンタメとしておススメ。面白かった。2019/04/27

かんとり

9
まあ面白いかな♪ マンハントの部分は少々薄め、物足りなさもありますが、 主人公の探偵と女性警視はいい味出してます。 対決の地をかの地にしなくてもいいだろうに、とも思うが、が、しかし… 最後の対決で、ん?と思わせ次につなげる、なかなかやりますな!2017/05/25

Book Lover Mr.Garakuta

8
面白かった。でもちょっぴり怖かったですね。でもさらさらと読み進められたので良かった。2019/03/08

ほちょこ

8
北欧ミステリといえば、特捜部Qシリーズ、ヴァランダーシリーズなど、人間味ある、あまりドタバタしないものを思い浮かべる今日この頃。そういう意味では、この小説はミレニアムを思い出しました。 激しく、追って追われて、のサスペンス。マンハント、まさしくその名の通り。2015/07/28

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