シフト&ショック 次なる金融危機をいかに防ぐか

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シフト&ショック 次なる金融危機をいかに防ぐか

  • 著者名:マーティン・ウルフ【著】/遠藤真美【訳】
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 早川書房(2015/06発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 780pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784152095350

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内容説明

世界的な危機はまたやって来る――未曾有の金融危機が巻き起こった2007年よりはるかに前から、水面下で進んでいた世界経済の「シフト」。そして、危機の激震が各国にもたらした「ショック」。その歪みは、いまなお世界経済をリスクにさらしている。アベノミクスをはじめ、各国政府がとる針路は正しいのか。危機を予見できなかった経済学界は、何をまちがえていたのか。金融業界は次のバブルを防ぐために何をすべきなのか。フィナンシャル・タイムズ紙の経済論説主幹であり、当代一の経済ジャーナリストが徹底検証する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

100
2007年の金融危機からのことを書いています。フィナンシャル・タイムズの論説主幹をされているということですが、非常に理論的な感じがしました。EUについては賛成のようですが単一通貨については?ということで確かにその解決方法もあるのでしょうが。私は後半の金融を再生する、という箇所でかなりマクロプルーデンス政策について書かれているところに興味を持ちました。日本もそのようなところに行きそうな気配がしています。金融検査マニュアルからの脱却ということなのでしょう。いい本だと思いました。2016/07/18

Willie the Wildcat

37
グローバル及び金融内部のシフト。BRICsのみならず新興国・途上国との依存関係や、それに伴うショックの伝導速度。図らずもブレグジットが試金石。±バランスの波幅の縮小と、見える化。マクロプルーデンス政策vs.財政支援、過剰貯蓄解消vs.不安感解消・・・など、著者の提言も考慮点が多々ある気がしないでもない。結局、ショックは結果論であり、今後も予測困難な話なのかなぁ。印象的なのは「新興国・途上国のジレンマ」。論調が先進国目線であるのは仕方ないにしても、新興国・途上国を含めたWin-Winとなる解を期待。2016/06/27

koji

8
読んでいる途中でBigNews(英国のEU離脱)が飛び込んできました。本書の著者マーティンウルフが早速FTに寄稿しています。「私にとって最も悲しい瞬間」という言葉が心に刺さりました。本書では、リーマンショック以降の金融危機に対する新しい定説として①マクロプルーデンス、②自己資本比率引上げを提唱します。それ以上にユーロ圏の再生を妨げるものとして、ドイツのノーペイルアウト(清算主義)を厳しく批判します。著者は、単一通貨ユーロには批判的ですが、EU圏を機能強化することには賛成します。深い洞察を迫る難解な本でした2016/06/29

takao

3
ふむ2022/10/07

Zing

3
2012年欧州危機について、2014年時点で原因、対策、今後のグローバル経済について論じた本。 ユーロ(日本も)の危うさが大変よく分かった。 各国の経常収支と債務に着目している感じ。 このままだと先進国でさらに大きな恐慌起こるぞーとのこと。あり得るなぁ。2018/06/04

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