内容説明
京都は、世界から年間5000万人の観光客が訪れる国際観光都市。「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、ますます注目度がアップし、2014年には世界の観光都市ランキング1位になりました。しかし、世界遺産や神社仏閣を訪れるだけでは、その魅力を十二分に味わうことはできないものです。そこで、流れる川の音色や鐘の音、名もない橋から口にする京料理、あるいは京ことばのニュアンスなど。さらには京都のしきたりに至るまで、その歴史や背景を知ることで、あなたが見落としていたものが心象風景として鮮やかに見えてくるのではないでしょうか? 京都の街を歩き、見えない本質的なものを“見る”ための心の眼を磨く楽しみを味わってください。本書では、こうした見えないものを見抜いてゆくために、あまり知られていない京都に光をあてています。ぜひこの本を片手に、京都の街をめぐり、あなたなりの新しい発見をしていただければ幸いです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中峰和
1
観光客向けの情報というより、地元住民に興味を持たせる内容。関西弁というが、京都弁と言われるとしっくりこないのが京都人。弁ではなく、京ことばと呼ばせたい。「何々してはる」という敬語があるが、話し相手が拡がるほど「はる」ということばは使わなくなる。イントネーションは別にして、地方ことばは標準語化されて面白くなくなる。「舞」と「踊り」の違いも知ってみると簡単。舞が花街のお座敷で舞われるのに対して、踊りは歌舞伎などの大舞台で演じられるもの。名所の紹介に飽きた人にも楽しめる本。2021/07/14
Tatsuhito Matsuzaki
1
表題&副題から、歴史的または神秘的な不思議探訪の紀行本かと思いましたが、予想以上に「通の密かな」内容でした。 京料理に盛り付けられている秘話や「陰陽」に起因する京のしきたりなど、人に話す機会も少ないマニアックな蘊蓄ですが、何故か京都という名のもとに納得させられてしまうのでした。2016/03/01
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