内容説明
新興格闘技団体の合宿を依頼されたサバイバル・インストラクターの富臣竜彦。元陸上自衛隊のエリートで、幼い頃から修練を積む野見流合気拳術の使い手だ。極限状態の中、殴りかかってきた若手レスラーを一蹴した富臣に、武闘家としての片鱗を見た団体代表のスーパースター・神代の目が光る……。今野敏が描く痛快格闘技小説。(『闘魂パンテオン』改題)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
59
サバイバルインストラクターの富臣竜彦は元陸自のエリート。合宿でプロレスラー達にサバイバルを伝授するが、毒草とそうでないものを見分ける方法が中々面白い。桃やアーモンドのにおいがするのは毒らしい。細身の彼が体重を無理矢理増やし、スーパースターの神代と対決する。やはり古式武術が出てきた。プロレス等の格闘技系はよくわからないけれど、それでも楽しめました😊2024/12/18
とりあえず…
31
神代との直接の戦いより、前半のサバイバル部分が面白かったです。山中にてもう一波乱あったら、もっと面白かったのに…。とは思いますが、全く無知の世界、というより苦手と言っても過言ではない格闘技の世界をほんの少し知ることができました。柔道や剣道といった武道の方は見るのも好きなんですが、何故でしょうね。2013/10/14
Kaz
23
今野敏の格闘技の描写は素人でも何となく、本当に何となくイメージできるのがすごい。今回も、得意の古武術を駆使しての格闘シーン。楽しめました。プロレスには全く興味がなかったのですが、一度観戦してみたいと思わされました。ただし、一番引き込まれたのは中盤のサバイバルシーン。もう少し長く読みたい場面でした。2015/09/30
run
18
予備知識なく読み始めたら、サバイバル&古武道VSプロレスの話でびっくり。すごく強くても、ちゃんと恐怖を感じてる描写があるのですごいなと思う。サバイバル部分が特に面白かった。2017/01/16
ぽかちゅう
14
全力でイメージして楽しみました(^o^)/90年代の出版だしモデルはUWFかな(懐)プロレスと格闘技の両方を楽しめる人以外は読まない方がいいかも。前半の山でのサバイバル合宿の所が一番面白かったので、山でもう一波乱ほしかった(^^)v師範にあたる女性に関してはあえてツッコミません(^^;骨法や掌打も懐かしかったです。解説にライガーさんを起用しているあたりがニクイ!(^^)v2014/08/07