内容説明
熱波や大雪,「経験したことがない大雨」など人々の意表をつく異常気象は,実は気象の自然な変動の現れである.しかし将来,温暖化の進行とともに極端な気象の頻度が増し,今日の「異常」がやがて「平年」となる世界がやってくる.IPCC報告書の執筆者が,異常気象と温暖化の関係を解きほぐし,変動する気候の過去・現在・未来を語る.
目次
目 次
はじめに 異常気象に敏感な人がなぜ地球温暖化に鈍感なのか
第1章 異常気象
1 異常気象とは何か
2 気温の長期変化
3 最近の異常気象から──記録的な高温
4 大雨、短時間強雨、特別警報
第2章 地球の気候はどう決まっているか
1 気候システム
2 異常気象の発生
第3章 気候変動の過去と現在
1 気候の温故知新──古気候学
2 氷期・間氷期サイクルの仕組み
3 温暖化が停滞から復活するか
4 異常気象の原因特定
第4章 二一世紀の地球はどうなるか
1 未来の気候を予測する
2 二一世紀の温暖化の進行
第5章 日本の気候はどうなるか
1 地域気候モデル
2 異常気象の変化
第6章 気候のティッピングポイント
1 気候が不安定になるとき
2 ティッピングポイントは来るのか
第7章 気候変動の影響──緩和策と適応策
1 すでに生じている影響、予想される影響
2 緩和策と適応策
3 気候工学
あとがき
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