ねこバカ いぬバカ

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ねこバカ いぬバカ

  • ISBN:9784093884075

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内容説明

ペットとひとの長生き、医療、看取りを語る。

「動物はいい、気持ちが休まって」、
「ひとりで生きるより手のかかる相手がいた方がいい」(養老孟司)
「弱っていく姿を見かねて安楽死を考えたことも」、
「ペットのがん治療は、アバウトすぎて一種の無法地帯」(近藤 誠)

日本で買われているペットは15歳未満の子どもより多い、約2千万頭。
猫、犬、サル、ネズミ…小さい頃からいろいろ飼ってきた養老先生と、歴代4匹のワンコを飼い、哺乳瓶でミルクをあげて“子犬育て“までした近藤先生。ペット大好きドクターふたりが、愛するペットとの暮らし、医療、看取りを語りつくしました。

人もペットも寿命が延びて、さぁ大変。高齢ペットのがん治療、介護、安楽死など悩ましい問題がいっぱい。そんな時代に、おもしろくてためになる、実は深い対談です。

養老まる(スコティッシュ・フォールド、11才)と、近藤ボビー(ボストン・テリア、1才)のほほえましいスナップはカラーページに収めました。

【ご注意】※この作品はカラー画像が含まれております。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

miww

52
ペットとの楽しい生活の本かと思ったら、それだけに止まらず話は医療、介護、死にわたる。「動物はいい、気持ちが休まって」「言葉がいらない、こりゃ楽です」などペットと暮らす居心地の良さにふんふんと頷く。「ペットと医療」では近藤さんの本領発揮?ずっと前に読んだ「医者に殺されない‥」の著者だった。人も動物も無理な治療はせずに、自然に任せるという基本的な考えに共感できる。たくさんの選択肢がある中、その時に自分がどうするかゆっくり考えたい。「一番大事なのは自由に生きる。なにものにも煩わされずに生きる」ということ。2015/08/31

ねこまんま

29
うちの愛猫は今年15歳。基本的にお二人の考えに近く、あまり医療のお世話になりたくないとは思っていて、予防注射もかなり前に辞めたし、数年前に見つかった乳腺腫瘍も検査もせずそのまま。なのに糖尿病が見つかって、毎日インシュリンの注射は続けており、そのために定期的に獣医さんに診てもらっているという矛盾。そしてやっぱり、土壇場になったら病院連れていくんじゃないかなあ。動物医療に対する考え方はいろいろあって、それぞれの飼い主さんが一生懸命考えた結果なら、それが最良の方法だと思うのです。2015/08/14

むつこ

25
外で働くお医者様であるお二人であっても、家では普通に飼い主バカのおとうさんでいい。たくさんの死を見てきて自然に死ぬのは苦しくないと語る姿がまたいい。「やってほしくないけどやってほしい」あるある出来事に笑ってしまう。一緒に過ごせる時間はそれほど長くないけれどペットのいる暮らしは豊かだ。2016/03/05

みさどん

24
犬猫に無条件の癒しを求めてらっしゃる。お二人とも著名な医学博士で、癌に関する講釈にへえーっとなった。癌を殺す注射で延命治療を続けて、とても苦しんで亡くなった親戚がいて、自分なら嫌だと思わされていたからすっきりした。ペットの医療からさらに老人医療、人間の死まで考えさせる対談だった。すぐ犬を飼っている友人にこの本を勧めた。2016/03/07

織町

23
“犬猫には考える力がなくて今しかないから、注射をされたりするのは拷問とか暴力行為でしかなく虐待されているって感じしかないでしょう”動物の見方に衝撃を受けました。その発想、私にはなかったと反省。そして混合ワクチン、がん治療の話にはぞっとしました。自然に任せることも一種の治療なのですね。最期のときに手をかけすぎることで一層の苦しみを与えることにもなる。死もまた、自然な流れなのだから。犬猫に限らず対人にも通じていてお二人の意見がうちの父の意見と被っていて面白かった。まるちゃん、ボビー君いい表情です。2015/07/30

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