内容説明
幼なじみの敏子と偶然再会した大学講師の堀田は、彼女の不遇に同情するうちに、いつしか情事にのめり込んでいった。彼のイギリス留学でふたりの仲は終りを告げるが、その機会に堀田はある決意を固めた…。表題作「いびつな贈り物」など切れ味するどい男と女のミステリー6篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
74
切れ味のいいミステリー短編でした。ひねりの効いた展開と男女関係の描き方に妙な味があり、ぼんやりと形を想像させるようでした。各短編のタイトルが図形に関しているのは男女関係をあえて図形になぞらえたからでしょうね。現代風俗を背景にしながら、男女の機微や人の心に棲む闇を浮かび上がらせていると思います。人の心のミステリアスさも同時に楽しむことができました。2015/05/18
takaC
53
「二十八歳は田舎ではもう普通の結婚を考える年ではない」というような時代に書かれた小説だが、いずれも20年以上経た今現在でも古さを感じない。むしろ今の話だと考えた方がしっくりくるかも。2014/05/21
takaC
51
形状(?)6態。 いびつな贈り物 / 三角の野望 / かける印の殺意 / まるい灰色の扉 / 細長い窓 / うつろな視線2017/04/25
優希
42
再読です。切れ味が小気味よく、鋭いですね。男女のミステリーに奇妙な味があり、闇の関係を覗いているような感覚に陥りました。面白かったです。2024/04/12
takaC
9
1994年2月読了。1994/02/15
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