大正月光綺譚 魔術少女あやね

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大正月光綺譚 魔術少女あやね

  • ISBN:9784777814367

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内容説明

大正100年、浅草の街では女学校に通う少女たちが襲われ失踪するという事件が起きていた。
そんなある日、蔵前女学校に通う15歳の望月彩音は白装束の女が連れた巨大な狗に襲われる。彩音の窮地を救ったのは猫耳の少女を連れた如月藤花という魔女だった。藤花は浅草六区にある西洋式電影遊技場の地下に棲み、昼間は魔術を用いて遊技場を動かしている。これもすべて魔女の罪人として過去の“ある罪”を贖うためだという。彩音は藤花の邸に招かれ怪我の治療を受けるが、施された治療のため彼女の中に眠っていた魔術の《器》となる力が目覚めてしまう。
彩音は師匠となった藤花のもと、魔女の見習いである《魔術少女(まじゅつおとめ)》となり、両性具有の使い魔・皐月を従え連続少女失踪事件の解決をめざすのだった。しかし、偶然に出会ったはずの藤花と彩音の間には、ある因縁が隠されていた…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sleipnirie

4
大正という時代が21世紀まで続いてる日本で、読書とかわいい女の子(両性具有も大丈夫)の大好きな女学生が、ある事件で助けられたのをきっかけに、秘密の存在とされている魔女の弟子となる物語。大体の登場人物が女の子を愛する女の子だった。 魔女の過去など伏線の回収する後半に面白くなる。作者が国文学者であるので小説などのネタいろいろ入れてある。 1冊できれいにまとまってるけど、続刊を出す予定とか。2016/04/06

みのむし

1
久しぶりに、これはすごいと思ったラノベ。こんなに読んでいて泣けたのは、『紫色のクオリア』以来かもしれません。 前半の明るいお気楽なムードから一転、後半に藤花の正体が明らかになるにしたがってストーリーが分厚くなっていきます。けれども、文章が非常に上手く、伏線もきれいに回収されていくので、時間を忘れて一気に読むことができます。これだけ文章で読ませることができるラノベというのも珍しいかも。 アニメや漫画にも向いている感じですし、もしかしたらこれから大化けするんじゃないかと思える作品です。2015/02/12

Lunor_kssg

0
読了。いまひとつ。これ大正の意味あったのだろうか?と思うほどに現代的なネタが多く、大正の雰囲気がなかった。百合目的だったのですが、明るくギャグ調のもので、しっとりとしたタイプを好まれる方には合わないかと思います。2015/03/13

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