大介護時代を生きる ―長生きを心から喜べる社会へ

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大介護時代を生きる ―長生きを心から喜べる社会へ

  • 著者名:樋口恵子【著】
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • 中央法規出版(2015/05発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784805837511

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内容説明

超高齢化少子社会の道を走り続ける日本。誰もが介護にかかわる時代がやってくる。まさに「大介護時代」の到来であり、ケアも総力戦となる。本書は、重厚長大化する介護の現状について考察するとともに、地域の取り組み例なども紹介し“介護のある暮らし”をどう支えるかを考える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よちよち

8
スエーデンやノルウェーなどの高齢社会が記録されている。著者は、「人生100年社会」をどう構築するかのヒントを与えてくれている。この本を参考に、どのように100歳を生き切るかを考えみる。2013/09/16

壱萬弐仟縁

6
血縁の乏しい社会を無縁社会と捉える(2頁)。高福祉高負担のスウェーデンの事例。自宅で暮らしたいと考える高齢者(40頁~)。であれば、日本の限界集落から撤退して集住して効率のみの発想ではなく、在宅介護制度の充実を図る施策も選択肢に入れていいと思える。福祉国家は高齢者にも障がい者にも子供にも女性にもやさしい。そんな社会だと思える。誰が主人公になるかで、社会は随分と違ってくる。日本は地方斬捨て、非正規切り捨て、など酷過ぎる。ケアするのは誰か。人口オーナスの日本は担い手確保もシビアになる。親の介護は将来招来する。2013/04/29

ゆきまさくん

2
「人生100年時代」を迎え、誰もが介護にかかわる時代となる。著者は世界でも有数の高福祉・高負担の国、スウェーデンとフィンランドに赴き、日本との社会保障の在り方、医療特に終末期医療の在り方の違いを直に目のあたりにする。一番大きな違いは、男女の在り方にあると。我が国の介護メニューには他国にもひけをとらない様々なものがあるが、北欧諸国との大きな違いは、この男女の関わり方、人の関与の仕方にあるという。ワークライフバランス+ケアを見直し、社会全体が関与しなければならないということ。当たり前のようだが、変革は難しい。2020/05/04

nana yan

1
女性の権利獲得に尽力した女性の話というのは同性であるせいか苦手で避けていたけど、理想論に終始していなくてよかった。社会の構造が大きく変わって高齢者を一律の価値観で囲っておくことができなくなる将来への視点が得られた。2013/09/16

ひろみ星☆

0
10年前の本だけど、人生100年時代を見据えた著者の考えに大きく頷きながら読み進めた。遅きに失したかもしれないけどれ、女性や高齢者の活用は今まさに政府が声高に訴えている。育児休暇の男性取得も。それでも、まだまだ社会が変わる動きや遅いが、諦めてはいけない。M字型就労の典型でキャリアが中途で切れ、現在正規雇用だけど新卒社会人並みの低月給に甘んじている自分だからこそ、未来のこどもたちのために、この国のためにできることがあるような気がしている。2023/02/25

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