内容説明
オークションハウス〈プレスコッツ〉を会場にしたチャリティイベントで、主催の女性が毒入りワインを飲んで死んだ。店を提供したオーナーのジョシーは、警察から執拗な取り調べを受ける。犯人の狙いは被害者ではなく、自分かもしれない。以前の勤め先を去るきっかけとなった事件の被告である元上司が刑を終え出所していることを知り、おののくジョシーだが、頼れる恋人の警察署長タイは折悪しく不在のため、今回の件には一人で立ち向かうしかない。人出の多い会場で、犯人はいかにして毒を盛ったのか……? アンティーク×謎解きのシリーズ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
24
特に優れた推理力を発揮するわけではないが、殺人現場となるパーティであったことを結構克明に思い出している描写があるので今後の特技になっていくのか?と一瞬思った。今回殺人事件意外にもヒロインにとってショックな事件が起きるが、その際周囲の人を片っ端から疑うシーンがあり、好感度が少しダウンした。だって彼女が疑うのは、一緒に働いている人やパーティの時に親切にしてくれた業者ですよ?NYでの事件が尾を引いて疑り深くなっている、と好意的に取れなくもないが全てを捨てて新天地に来たのだから周囲の人と信頼関係を築かなくては。2015/07/12
ごへいもち
21
この後が翻訳されないのが残念。ミステリとしてより骨董品鑑定の仕事が興味深いんだけど2016/03/13
かもめ通信
18
書評サイト本が好き!を通じての頂き物。オークションハウスを経営するジョシーが主人公のアンティークミステリ第2弾。仕事も恋も順調だったはずのジョシーの身辺がチャリティイベントの最中に起きた殺人事件のせいで一変?!容疑者扱いされ執拗な取り調べを受けたかと思うと、何者かに命を狙われて……。ところどころにちりばめられたアンティークの蘊蓄は興味深いが、犯人のあたりはすぐについてしまうしコージーとしては明るさや楽しさが足りない気もする。それでも常にジョシーを励まし続ける亡父の言葉読みたさに次巻も読むと思うな。 2015/07/03
しましまこ
17
う~ん、楽しみにしてたんだけど、ミステリ部分がなあ~。しかし相変わらず骨董のお仕事部分はわくわく。グレッチェンの過去は今回も謎。次も買う。2015/05/30
寧々子
15
高圧的な刑事相手に奮闘するけど相変わらず情緒不安定だし、すぐに自分はひとりぼっちと自己憐憫に浸るから読んでいて気が滅入った。 肝心な手がかりに気づかなかったり全く思い出さなかったり、自分が雇っているスタッフとか身近な人を簡単に疑うジョシーにイライラした! ジョシーの心情はリアルなのに事件はお粗末なのでバランスが悪い気がした。 犯人なんてすぐにわかったし! でも、骨董品の買取り方法や貴金属製品の査定など、薀蓄が前作よりも書き込まれていたようで興味深かった♪ ピカソのスケッチ画のエピソードは実話なのかな?!2015/06/17
-
- 電子書籍
- どの子も書きまくる!作文指導アイデア
-
- 電子書籍
- 八歳から始まる神々の使徒の転生生活 8…
-
- 電子書籍
- 花の三丁目地区 9
-
- 電子書籍
- 成功=性幸 セクシャル・ハピネスの法則…
-
- 電子書籍
- 深く深く、砂に埋めて 講談社文庫