先生、イノベーションって何ですか?

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先生、イノベーションって何ですか?

  • 著者名:伊丹敬之
  • 価格 ¥1,400(本体¥1,273)
  • PHP研究所(2015/06発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569824871

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内容説明

「私たち、“リノベーション”のことならわかるんですけど……」とのたまう強敵女子5人組。果たして経営学者は彼女たちに、「イノベーション」を理解させることができるのか? 何とも珍妙な勉強会が(勉強後のイタリアン行き目当てに?)、複数回にわたり行われた。本書は、その紙上ライブである。「こう言えばわかるのか!」という経営学者の気づきと、「なるほど、そういうことなのね!」という女性軍の成長が相まって、ついにはイノベーションの本質にまで迫ってゆく。日本語ワープロ、宅急便、回転ずしなど、あの手この手で興味を引きまくる解説によって、読者もイノベーションについての理解をより一層深められるだろう。日本経済を支えてゆく日本産業の将来を担う人々に、楽しく読んでもらいたい、若手ビジネスパースン必読の一冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kiyoshi Utsugi

33
2015年に出版されたもので、この当時の伊丹敬之氏は一橋大学の名誉教授で、東京理科大学の教授でした。 経営では非常に有名な方です。 5人の女性と毎月一回の勉強会を行った中で生まれたものを、その勉強会での会話の雰囲気を残しながらまとめられたものです。 小難しい話はなく、非常に読みやすかったです。 特に第4章の「イノベーションはバトンタッチで膨らんでいく」という章が面白かった。 インスタントラーメンがどうやってイノベーションになっていったのかといった例が色々と書かれてました。2021/11/25

yukiko-i

21
イノベーションについて、今まで日本の生活を変えた事例を挙げながら解説されていて、大変わかりやすい。特に、新しいことを掛け合わせることがイノベーションと思われがちだが、筋のよい技術、技術の出口、社会が動くの3点があって初めてイノベーションといえるという定義に納得。2015/10/09

手押し戦車

20
企業はマーケティングとイノベーションにより時代に応じた事業定義を作り直していく。企業の内側で行われるイノベーションと言うのはお客さんから見ると製品の改良になる。企業の外部でお客さんの生活スタイルを変えるのが本当のイノベーション。製品にただ新しい機能を付けて行くだけで昔はイノベーションになった。今、現在、製品改良や新技術だけだとすぐに競合がどう機能より少し上を持ってくるので消費者からはイノベーションに見えない。本当の企業のイノベーションは自分達の事業の定義を自分達で破壊し過去の定義を使い物にならくしていく2015/07/06

にこにこ

6
イノベーションの具体例を挙げてわかりやすく解説。携帯電話がなかった時代を知らない人はイノベーションと言われてもピンとこないかもしれないが。イノベーションは地層のように次々重なっていくので、固定電話→移動電話、ポケベル→携帯電話→ウエアラブル端末と生活が変わっていくのをイメージできたらわかりやすい。イノベーションのための基礎研究は投資がすぐに回収できないため、熱意が必要となる。アメリカは軍事産業という基盤があるためイノベーションの芽が作りやすいとか。それはそうかも。2016/07/14

Yohei

5
★★☆☆☆経営戦略論の大家、伊丹先生と一般女性の座談会形式によるイノベーションの入門書。敢えて簡素化された説明と実例になるほど!と思う反面、こんなことは若手に任せてノブレス・オブリージュよろしく著者の立場ならもっと違った取り組みをしてほしいとも思ってしまう。2015/11/23

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