- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
ベストセラー『ぼくらの七日間戦争』の著者が、本当の戦争体験を子どもたちに向けて語り、戦争の愚かさ、悲惨さを伝えます。終戦から来年で70年。戦争体験者のほとんどが、70代後半から80代以上となり、子どもたちの親や祖父母の多くが戦争を知りません。「ぼくらシリーズ」が子どもたちに人気の宗田先生は今年86歳。8歳のとき父が亡くなり、祖父に引き取られたため、中高時代を戦時下の愛知県三河ですごしました。学徒勤労動員で学校に行かず鉄工所で働いたこと、広島と長崎の原爆投下のはざまで起こった中高生450名以上が犠牲になった豊川海軍工廠付近への空襲、戦争末期で救助も来ず2000人以上が亡くなった三河の大地震、空腹とダニやノミ・シラミとの闘い、マンガのような「タコツボ特攻作戦」や「吹き矢作戦」を真面目に練習したこと、B29の機銃掃射……。当時、中高生だった宗田先生が語り継ぐ、戦時下の切ない青春と本当の戦争体験記です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
95
図書館本。 若干いじめETCの現代の子供たちの苦しみを軽視しているイメージはぬぐえませんが、空襲のよるけが人、死体の描写がエグすぎました(まぁこんな体験を中学の時にしたらすべてが甘ったるくみえてしまいます) いじめの被害者には温かい態度と命の大切さを説き、いじめの加害者には厳罰と苦痛を与えつつ加害者以外の命は大事だと説くという態度の使い分けが必要とされているのでは?と思います。人間すべてが平等に出来上がっているわけではないですからね。2021/10/27
yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん
68
読み友様からのご紹介。沢山の子ども達に読んで欲しい名作。大学生の学徒動員に目が行きがちだが、中学生も戦争に翻弄され、悲惨な目に遭っている。逃げ惑う国民を狙い撃ちする機銃掃射!豊橋はB29で全滅。。。広島・長崎に原爆が落とされていた時、豊橋は壊滅状態にあった事が知らされていない。著者は10代で死を覚悟したという。片目も見えない。戦争は余りにも惨い。当時はいじめ、いじめによる自殺は皆無だった。皆、生きるのに必死だったという。命を大切にして、戦争で犠牲になった人達の分まで生きなければならない。2021/09/01
馨
45
作者の大東亜戦争体験と、取材に基づく空襲の記録です。戦中、学生だった作者は戦況悪化に伴い工廠で勤労動員となり悲惨な空襲や餓えを体験されます。国民目線からの戦争の残酷さがすさまじい。空襲で丸焼けにされる故郷、そこらじゅうに転がっている酷い姿の遺体、機銃掃射で狙われる恐怖等、文章がうまいので情景がありありと想像できます。本当に戦争は悲惨。国をあげての戦争は最終的には無力な一般国民が必ず巻き込まれてしまう。二度とあってはならないと思います。2015/07/18
どぶねずみ
34
私は近代史がとても苦手。図書館のジュニアコーナーにあり、太平洋戦争について手軽に学べると思って手に取ったが、私の目的を果たす本ではなかった。ただ、広島や長崎に原爆が投下される前から、日本の各地で空襲があり、貧しい生活や、様々な理由で長生きを期待できない人生を強いられていたことを再度認識した。やっぱり苦手意識が払拭できない。2017/10/28
どあら
28
宗田さんが愛知県出身とは!三河地震も経験されていらっしゃるとは!とにかくひどい時代だったと、宗田さんと同郷の祖父母に聞きました(-_-;)2016/02/15
-
- 電子書籍
- 今日からヒットマン【分冊版】 218 …
-
- 電子書籍
- 不気田くん 曖憎版 第3話 愛の標本箱…
-
- 電子書籍
- 再会にご用心【分冊】 11巻 ハーレク…
-
- 電子書籍
- クロムクロ 秒速29万Kmの亡霊 第7…
-
- 電子書籍
- 男の隠れ家 2018年8月号